飼い主と犬にうれしい配慮国内外の施設参考
あきる野市の東京サマーランド(井上博志社長)に自然と癒やしをテーマとしたアウトドア複合施設「Wonderful Nature Village(わんダフルネイチャーヴィレッジ)」が1日、プレオープンした。
春のグランドオープンに先駆け、都内最大級の約4000平方㍍のドッグラン、ハイキングコース、石釜ピザやパンケーキなどが味わえるレストランなどが開業し、招待客と一般客400人が初日に足を運び、愛犬とのひと時を楽しんだ。
施設は犬と一緒に来場することを前提としている。多くの場所に設置されているリード掛けフック、犬の足を洗うことのできるシャワー付き蛇口、犬がトイレに行っている飼い主を待つためのドッグステーション、消臭効果があり、夏場の日差しでも熱せられにくく犬が素足で踏んでも安心な大谷石の使用など、至るところに飼い主にうれしい配慮が見られる。開業に携わった職員は国内のドッグラン施設、ドッグランが盛んなヨーロッパに足を運び施設作りの参考にした。
ドッグラン施設によく行くという府中から来た中年女性グループは「非常に使いやすい施設だった」とおおむね満足した様子だった。施設のフロントスタッフ浜中美希さんは「ドッグラン施設に椅子をつけてほしいなどの要望もあった。お客様の意見を聞き、 よりよい村(ヴィレッジ)作りができれば」と意気込んでいる。入場料おとな800円、こども(小学生)400円、犬800円、駐車料金700円。