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東京農業大と 「多摩川源流大学」運営

SDGs

自然生かした村づくり 「オーライ!ニッポン大賞」など受賞多摩源流の里

講師は地元住民 学生が農業など体験

 

〝多摩源流の里〞として西多摩地域とも生活、文化での交流が深い山梨県小菅村(降矢英昭村長)が、自然を生かした特産品の開発、森林資源の保全、都市との交流などを柱にした村づくりに取り組んでいる。これらの取り組みが評価され、昨年は「オーライ!ニッポン大賞」と「第2回生物多様性日本アワード」で優秀賞を受賞した。2 月には「多摩源流小菅の湯」で関係者60人ほどが参加した受賞報告会が行われ、更なる取り組みの充実に心を1 つにした。

「オーライ!ニッポン大賞」は、都市と農山漁村を往来する新たなライフスタイルの普及や定着化を図るため、日本各地で都市と農山漁村の交流を盛んにする活動に積極的に取り組んでいる団体、個人を表彰する。

一方、「生物多様性日本アワード」は、2010年に生物多様性条約第10回締約国会議( C O P10) が日本で開催されたのを契機に「生物多様性の持続可能な利用」を推進することを目的に創設された。賞はそれらの活動に取り組む団体などに贈られる。

人口800人余りの同村は、東京農業大と共同で「多摩川源流大学」を設置。NPO法人多摩源流こすげ(小泉守代表)と連携し、地元住民が講師を務める形で、学生が農業などの体験プログラムを行う事業を展開している。また、「企業の森」を拡大して民有林の整備を進めるほか、マコモダケなどの特産品開発にも取り組んでいる。

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