~東京の森から~ 東京チェンソーズ
檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、
街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!
毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
秋川流域 森林再生で明るく心地よい森に生まれ変わる
突然ですが、皆様は山歩きされますか?西多摩には多くの山があり、四季それぞれににぎわいを見せています。私たち東京チェンソーズの地元・檜原なら、浅間尾根や大岳山、三頭山がとくに人気が高いようです。
山道を歩いていて、スギやヒノキの林を目にすることもあるかと思います。その林は、どんな様子でしたか?つるが繁ってうっそうとし、極端に細い木や枯れ木、くねっと曲がった木が目立っていましたでしょうか?それとも意外とすっきりし、明るかったですか?
もし明るい林を見かけましたら、その中をすこし覗きこんでみてください。切り株が見つかれば、そこは人の手が入った間伐をした林です。間伐をすれば、林内に光がふりそそぎ、風がとおり、鳥も多くやってくる。そんな気持ちのよい林に生まれ変わります。
東京都環境局が主導する事業に「森林再生事業」というものがあります。スギ・ヒノキの人工林を対象に本数でおおむね30パーセント以上を間伐するというものです。下草を生やし、土砂災害に強い森林をつくることが目的なのです。また伐った木は転がらないよう切り株などにかけ、等高線上に横伏せします。こうすることでも、土砂の流失を防いでくれるのです。
東京チェンソーズはあきる野市と檜原村で、こうした事業の間伐なども行なっています。皆様が散策される登山道。そのすぐ近くでの作業も多いので、「もしや東京チェンソーズでは?」と思われたなら、ぜひ声をかけてみてください。少しの時間、西多摩の山の話、林業の話を皆様にお届けできればと思います。
ではまた来月、別の森からお便りいたします。お楽しみに!