~東京の森から~ 東京チェンソーズ
檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、
街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!
毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
新人がやってきました!
今月1日、わたしたち東京チェンソーズに新たな仲間が加わりました。東京都の〝地域人づくり事業〞を使った研修生が2名入ったのです。先にアルバイトで来てくれている2名と合わせて、ことし、合計4名の若者が東京チェンソーズの、そして林業の世界に飛び込みました。
林業の労働力は総務省・国税調査(平成22年)によると、従事者数約5万人。林業イコール人手不足とよくいわれますが、たしかにそうで、30年前の3分の1にまで減ってきています。ここ5年はほぼ横ばいではありますが…。
人手不足とともに後継者の少なさもよく指摘されますが、こちらはいくらか変わってきました。35歳未満の若年者率は全産業で減少傾向にあるなか、林業では平成2年以降、増加を示し、平成22年は18パーセントとなっています。従事者数5万人中9000人が〝若手〞ということになります。林業は意外と若い人が多いのです。
さて、東京チェンソーズの〝新人たち〞に意気込みを聞いてみました。
A君「大学時代にインターンシップでお世話になったのですが、そのときとくらべて大変。でも、ひと現場終えたときの達成感は何事にも変えられないです。将来は家業の製材屋を継ぐ予定ですが、山の仕事がわかる製材屋になりたいと思います」。
B君「自然が好きで、その流れで林業関係の本もよく読んでいました。そこで、森林の状態がいまはあまりよくないということを知り、どうにかしたいと思い林業の世界に入りました。技術を学んで役立てたい」。
C君「地域の文化や環境について考えるうちに林業にぶち当たりました。これまで日々眺めるだけだった山に入り、どっぷり仕事に取り組みたいです。まずは1日も早く技術、体力、知識をつけ、立派な林業マンになれるよう精進します」。
D君「田舎で暮らすに当たって、山仕事は身に着けておきたい技術です。山のこと全般、いろいろ知りたいです。それにしても、今日の仕事は暑くてきつかった(笑)。」 頼もしい若者たちに期待です。