来年1月には来場者数200万人
「駅前温泉」としてJR河辺駅北口に7年前、オープンした「河辺温泉 梅の湯」。来月18日の7 周年に合わせ、「地元の皆様に日頃の感謝を込めて」、様々なイベントを開催する。
北口正面にあった住宅展示場や駐車場跡地は7年前、ぺデストリアンデッキ(名所:ビッグプラム)建設や河辺タウンビルの建設など駅前整備が行われた。東急ストアなどのテナントと共に、温泉施設立ち上げのノウハウを持った民間企業が梅の湯を開業。駅徒歩1分で行ける天然温泉として大きな話題となった。
鬼怒川、石和にも並ぶ泉質
人気となったのは立地だけでなく、梅の湯の泉質。アルカリ性単純温泉は刺激が小さく「優しい温泉」としても知られ「湯あたり」を起こしにくい代表的な泉質。pH値8・5以上の単純温泉「アルカリ性単純温泉」は肌の不要な角質をとる働きがあり、美肌効果がある「美人湯」とも呼ばれる。全国的にも名湯と言われる鬼怒川温泉(栃木)、石和温泉(山梨)、道後温泉(愛媛)と並ぶ泉質を持った天然温泉を、井戸水を沸かした湯の風呂も合わせ、4つの露天、3つの内湯で楽しめる。
来場者からは「温まっている時間が長い」「毎日ぐっすり眠れる」「風邪を引かなくなった」など声が寄せられ、来年1月中旬には来場者数200万人を突破する人気となった。
地域密着、安心安全な温泉目指す
登山客や観光客の来場者も多い梅の湯だが、オープン当初より「地域密着を第一に」に考え、サービスを提供してきた。備品類も完備された天然温泉でありながら、地元利用者が最も多い21時から都内銭湯と同じ入浴料450円(梅の湯会員料金・一般は560円)に価格を設定。
今月からは市と協力し、青梅に新たに転入した人に向け、市内名所の無料チケットサービスとして1世帯2枚の入浴チケットを無料配布。12月には地域産の物産や、イベント告知チラシなどが置ける棚も新たに設置し、「地域に長く愛される温泉」を目指す。また衛生上の安全や保全管理も徹底してきた。同社の持つノウハウを生かし衛生管理者が定期的なチェックを行い、全スタッフが「安心して入れる温泉」として努めている。
立地や泉質もさることながら、そうしたサービスや管理の徹底は口コミで広がり、土日祝日などになれば都心部などの観光客が多く立ち寄る温泉となった。ボディケアやアカスリ、まつ毛エクステなどの付帯サービスも充実し、平日には地元から多くのリピーターが通う。
「遠くに行かなくてもある『宝物』。ぜひ気軽に利用してほしい」と梅の湯スタッフ。「地元の皆様の健康に寄与できる温泉にしていきたい」と8年目へ向け目を輝かせる。
河辺温泉 梅の湯 食事処 梅寿庵
TEL 0428-20-1026
営 10:00~23:30(最終入館時間は23時)
住 青梅市河辺町10-8-1河辺タウンビルB5F