~東京の森から~
東京チェンソーズ林業家集団「東京チェンソーズ」が、街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!
毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
林業の明るい未来を描く
「森の仕事は楽しそう」と小学生
代表・青木と3年目社員・細田が先日、千葉県内の小学校からお招きいただきお話するという機会がありました。
話した内容は林業の現場でのことや、これからのことなど。
この催しは、小学校のある先生が非常に積極的に動いて進めてくれていたもので、「森林の学習」という授業の一環で行なわれたものです。その先生からメールが届きました。
子どもたちを取り巻く社会には今、大人でも解決困難な課題が山積しています。
だからあえてその問題を子どもにぶつけて、「自分も幸せ、みんなも幸せになるためにはどうしたら良いか」と問い続ける子どもになってほしい、そして、何より、明るい未来を考えてほしい、そのためには、その課題に明るく一生懸命取り組む大人の人がいるよ、と伝えたい… お二人のお話とお姿はまさに、子どもたちに明るい未来を見せてくれた、と思います。
講演会後には、
「森の仕事って楽しそう」
「チェンソーかっこよかった」
「浦安には森林がないけど、何か役にたちたい」
と、子どもたちは話していました。
いつか子どもたちにも、檜原村の素晴らしい自然に触れて、森林が生きていることを実感してほしいです。
私たちが小学校を訪れてお話するのは、子どもたちに東京や日本の林業について興味をもってもらいたいからです。こういう大人に接することで林業や木を身近に感じてもらえたらと思っています。うまく伝わっていればいいのですが…。
その少し前には世田谷区の小学校から120名もの児童が弊社社有林を訪れました。同じ東京とはいえ全然環境が違うので、びっくりだったのでは。そのとき聞いた山のこと、林業のこと、環境のことなど、大人になっても忘れないでいてくれたら嬉しいです。
明るい未来を描くのは、子どもだけではありません。林業を起業して間もない2人、これから起業しようかという2人、林業大学校の学生1人。別の日、林業のこれからを見つめる大人にも会いました。この先どんどん、林業は良いほうへ向かっていきそうです。