秋川渓谷の鮎を使い独自に開発
商品化目指し、店舗で感想を受け付ける
全国で準グランプリに輝いた実績を持つ、秋川渓谷の鮎。
その旨味と独特な苦味を、特殊な製法を用いた調味オイルにとして使用したメニューが反響を呼んでいる。
開発したのは株式会社do-mo(あきる野市舘谷)。
同社が運営する飲食店「do-mokitchen CANVAS」で、鮎オイルを使った「鮎オイルの冷製トマトパスタ」や、鮎オイルを使ったアヒージョなどをメニュー化し、鮎の旨味と独特な苦味がアクセントとなった味わいが、評判となった。
これまで秋川渓谷で鮎を食べる定番は塩焼きで、料亭などで扱う場合は、原則18㌢以上の鮎であるなど、大ぶりの鮎でなければ商材にならなかった。
鮎オイルの生産にあたっては、鮎の大きさや型にとらわれることがなく、いままで産業としては価値がなかった小さい鮎も活用をしていくことができる。
同社代表の高水健さんは「鮎オイルの試作を重ね、商品化することができれば、秋川渓谷の新しい名物になると思う。1人でも多くの方に秋川渓谷の鮎の魅力を知ってもらえれば」と話している。同店では本格的な商品化を目指し、店舗での感想を受け付ける。