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コラム

レンゲショウマは、なぜ一斉に咲かないの?

ケーブルカー御岳山駅を降りると日本有数のレンゲショウマの大群落が広がります。

例年8月10日前後に見頃を迎えますが、この時期のレンゲショウマでも開花せずに閉じたままの蕾が多く見られ、「まだ見頃ではない」と思われる方が多いです。

開花の様子を見ると、まず先端付近の蕾が1〜2輪開花し、その花が終わると次の蕾が開き始めます。このように蕾が一斉に開くことはなく、先端付近から順々に開花していきます。

 

 

なぜレンゲショウマは一斉に花を咲かせないのでしょうか?

レンゲショウマと蕾

実は夏の気候が関係しています。日本では夏を迎えると時折、激しい雷雨に見舞われ、台風も頻繁に発生します。

このような時期に花を一斉に咲かせてしまうと全滅する可能性が高く、受粉できずに子孫を残すことができません。蕾を順々に開いていくことで花が全滅することを防いでいます。レンゲショウマは日本の気候に合わせて子孫を残す知恵を身に付けているのです。

ここがポイント

多くのレンゲショウマが咲き乱れる場面を撮影したい場合は開花輪数が最大になる8月10日前後がオススメです。

先端付近に花を付けたレンゲショウマを撮影するには開花当初の7月下旬が狙い目です。また雨の日には花が透き通り、霧に包まれると幻想的なレンゲショウマと出会えます。

時期や天候により、様々な表情のレンゲショウマを見ることができます。

コラム執筆者

宮田 浩

エコツーリズム・グリーンツーリズムなどに携わり現在は年間を通じ、御岳や奥多摩などを中心としたツアーガイドなど数多く行う、川と森を案内するスペシャリスト。

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