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羽村産の酒粕使用し、瑞穂の牧場ジェラート店が新フレーバーを開発

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「牧場のない羽村」「水田のない瑞穂」がコラボ

清水牧場WESTLAND FARM(瑞穂町長岡長谷部353̶3、電話042̶557̶8077)はこのほど、羽村の米と水で造られた日本酒の酒粕を使用したジェラートを開発。同店のほか、羽村市農産物直売所、自然派やさい直売所ベジ・ベジでの販売を開始した。

開発に携わった亮一さん、文さん、JA職員(写真右から)

昭和21年に創業した清水牧場は現在、120頭余りの乳牛を飼育する都内最大の牧場。平成18年には、都内で唯一の自動搾乳ロボットを入れるなど、新しい試みに挑戦を続けてきた。平成30年、牧場を経営する清水陸央さんの息子夫婦が敷地内に同店を開店。新鮮な牛乳を使ったジェラートやソフトクリームの製造・販売を開始した。

隣接する羽村市観光協会では4月、市内唯一の水田「根がらみ前水田」で収穫した米と羽村の水で造った日本酒「はむら」の販売を開始。酒粕を利用した特産品を開発するため、JAにしたまに相談を持ち掛けた所、清水さんを紹介され今回の商品開発に至った。

開発に向け試行錯誤を繰り返し、JA職員にもアンケート協力などを実施。牛乳の味わいが濃い同店独自のジェラートに負けないよう、酒粕を多めに使用し甘酒の風味、香りを強く引き出した。甘さは控えめで、一口食べると双方の香りが口いっぱいに広がる。

「牧場のない羽村、水田のない瑞穂。双方ないもので出来上がった逸品。今回の様な良い連携が、今後の後継者育成の一助となれば」と同市観光協会副会長で、生産者でもある清水亮一さんは話す。店舗責任者の文さんは「SNSの時代。この商品を通じて色々な方に発信して頂き、地域活性化に繋がれば何よりうれしい」と笑顔で話していた。

同店で販売するのはSカップ(300円)、シングル(330円)、ダブル(430円)と持ち帰り用カップ(330円)。直売所では持ち帰り用カップが販売されている。営業時間は10時30分〜17時。水曜定休。

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