~東京の森から~東京チェンソーズ
檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!
毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
暮らしに〝いろいろな木〞を取り入れてみては
山で感じる心地良さをお届け
弊社がいま積極的に取り組む「1本まるごと販売」。1本の木を根から枝・葉、先端の細いところまですべて使い切り、販売するものです。
この1月から、こうした〝まるごと素材〞を紹介するメールマガジンを始めました。毎週火曜日配信の週刊で、これまで8本配信。ここで取り上げたものに特別に使用例を付けて2本紹介いたします。気になるものがありますでしょうか?
【ヒノキの根株】
檜原村にある弊社・社有林から出たヒノキの根株。根がついた切り株を根株といい、伐採後、現場から掘り起こし、樹皮を剥いたものです。
根株をよく見ると、木目が渦巻いていたり、細い根が複雑に絡み合っていたりで、とても魅力的なことが分かります。ひっくり返してみると、まるで宇宙。飽きずにずっと見ていられます。
建築家の山路哲生さんが設計した、根株にガラス天板を載せたテーブルが、麻布十番のTAILORED CAFEにあります。こうしたテーブルで食事を楽しみたいですね。
【ケヤキの枝】
街路樹などでよく見かけるケヤキ。檜原村の個人宅で20㍍を超えるような大木の剪定を依頼されました。そのとき切って落とした枝の中から、枝ぶりの良いものを数本購入。
キャットウォークに使っていただいているほか、さらに剪定して細くしたものを天井から吊るし、照明が当たると、床やテーブルに美しい木陰ができる、そういうイメージで使っていただいたこともあります。
こういうものをインテリアや家具として暮らしに取り入れると、より自然に近い暮らしができそうに感じますが、いかがでしょう?このほか、細い丸太を使ったキャンドルホルダー、コースター、根株を使ったスパチュラ(ヘラ)など日用品も用意してあります。
これからも山の風や空気の心地良さ、気持ち良さが感じられるものを作り、お届けして行きたいと思います。