JA西東京指導経済部営農課が生産したユキチカラ
4月から青梅産小麦を使った手づくりパンが青梅市新町のJA西東京かすみ直売センターで販売されている。小麦はJA西東京指導経済部営農課が生産。同市今寺で「みか築やパン工房」を主宰する築地千惠子さんと同市野上町の山﨑一枝さんがパンを作る。
組合員が生産して収益に合う作物を模索する同営農課は2018年から小麦の栽培を始めた。昨年はパンづくりに適したユキチカラを栽培し、360㌔収穫した。種蒔きから収穫、製粉までを行い、築地さん、山﨑さんに提供している。
築地さんは青梅産強力粉100%を使ったベーグルと同50%を使った食パンなどを出荷。地元の食材を使った味わい深いベーグルは早くもファンが付いている。
山﨑さんのつくるパンは、パン・ド・カンパーニュやブレッチェン、ミニ食パンなど様々な食感が味わえ、食卓を楽しくしてくれる。
2人が出荷するパンは、「噛めば噛むほど味わいが出る。おいしい」と評判は上々。「青梅産小麦でつくっているなんて驚き。安心して食べられます」との声も聞かれる。
築地さんは「地元の食材を大切にすることに共感し、青梅産小麦のパンをつくった。素材の味を生かしたパンなので多くの人に食べていただければ」と話している。
築地さんのパンは毎月4の付く日の「西東京の日」に販売。山﨑さんのパンは毎日店頭に並ぶ。