杉田さん夫婦が先月21日に開店
「しあわせの葉っぱベーカリー」が先月21日、青梅駅前の仲通り入り口の角にオープンした。
13年間パン屋で修業した店主の杉田俊幸さん(33)が、妻の百合子さん(33)とともに天然酵母のルヴァン種を使った手作りパンを提供する。
俊幸さんは同市和田町出身。昔からパンが好きで、和菓子屋を営む祖父の姿にいつかパン屋を開く自分を重ねるようになった。
立川市のパンの専門学校を卒業後、チェーン店のパン屋に就職。5年半働いたのち、専門学校で知り合った百合子さんと結婚。府中市へ移り住み、以降は個人経営のパン屋で下積みを重ねた。
6歳の次男が小学校に上がるタイミングで引越しと開業を視野に入れて物件を探し、4月に家族で同市に引越し開業にこぎつけた。
これまで働いてきた店のノウハウを生かして作る塩バターロールは、バターの香りが強くコクがあるが、脂っこくなく食べやすい。
店名は、地面に落ちた葉っぱから芽が出る「マザーリーフ」の別名が「幸せの葉っぱ」であることから、パンを食べた人に幸せの芽が出ますようにという思いを込めて付け、店のマークもパンから芽が出るイラストにした。
俊幸さんは「まちの皆さんの生活の一部になれるよう気軽に立ち寄れるパン屋にしたい」と話し、百合子さんは「まちの人が優しくてうれしい。店とともに長く暮らしていきたい」と話した。
営業時間は7時〜18時。日曜、祝日定休。問い合わせは050(8881)5232まで。(提供:西の風新聞)