~東京の森から~東京チェンソーズ
檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!
毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
檜原村の東京チェンソーズが、流通しないヒノキを使いエッセンシャルオイルを販売
檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が7月12日、
一般的には流通しないヒノキの部材を活用したエッセンシャルオイルなど3種を
「Life!」シリーズとして同社オンラインストアで販売を開始した。
伐採した木は、丸太に加工され原木市場へ出荷されるが、丸太となるのは伐採した木全体の約50%。製材所で丸太を板や柱に加工した際の歩留りは約50%となり、その板や柱が建築材として流通する。伐採した木全体から見れば25%となる。
木を1本余すことなく使い切る「1本まるごと販売」を目指す同社。
流通から弾かれる枝や葉、根、曲がった幹、二股など、規格化できない部材も活用し、これまで捨てられていた75%を活かすことで、木1本当たりの価値を上げる事業に取り組んでいる。今回の商品開発もそんな同社の想いから企画された。
60〜70年生の使いごろを迎えたヒノキを伐採し、曲がっていたり、サイズが合わないなどで市場へ出荷できなかった部分を檜原村の精油製造「ウッドボックス」でエッセンシャルオイル、アロマミストに加工・製造する。オイルポットは枝を利用し自社工房で製作している。
商品名「Life!」は、「生き物である木の命を頂いてできた商品」という意味。
「嗅覚はとても脳に響くもの。嗅覚を通じて、木々の生命力、山の息吹を感じてほしい。Life!シリーズをきっかけに森林に関心を持ってもらえたら嬉しい」と開発担当者は話す。
ヒノキのエッセンシャルオイル「Life!pure hinoki oil」は5㍉㍑、2750円。
ヒノキのアロマミスト「Life! pure hinoki mist」は160㍉㍑、1100円。
詰め替え用が300㍉㍑、1650円。
ヒノキのオイルポット「Life! purehinoki pot」は1650円で販売している。