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コラム

あきる野から生まれる唯一無比の作品

自然豊かな環境で育ち、海外を見据える造形アーティスト、石川さんを覚えておいてほしい。

アーティスト石川 雅與さん

「子供の頃から、人が笑顔になることが大好きでした。勉強やスポーツは得意ではなかったけれど、人のためになる仕事に就きたいと思っていました」。

インテリアデザインを学んだ学校では教員から「ひとつしか無いものを作っていく方が良い」と勧められ、一点ものをオリジナル作品として創作していく道を選ぶ。その後、立川市の銅板造形作家赤川政由氏に師事。銅板との出会いが今につながっていく。

石川さんの作品は個性的で、同じ作品でも、置かれた場所、見る時間、天候によって「楽しそうね」から「哀しげに見える」など見る人々からの声はそれぞれで、その全く違う感想が何より嬉しいという。

「人を楽しませたい」

植物モチーフが多いのも特徴のひとつ

作品で使う銅板や真鍮は石やガラスと異なり、金属ながら色合いも温かみが感じられる。彫刻は動かずにずっしりとした美を求めていくが、石川さんの作品は、植物の繊細なフォルムを表現するため、実際に風に揺れたりする動きも、特徴のひとつだ。あきる野で触れた豊かな自然の記憶が、意識しなくても作品に反映されてくるという。

インテリアともアートとも区別をつけずに創作する石川さんの作品は、多くの人々から請われ、立川市のフレンチレストラン店内オブジェや、都内青山に新設されたホテル客室などにも作品が飾られて「空間演出」のひとつになっている。

創作フィールドを、地方や海外にも求めてきた石川さんは近々、ドイツ移住も検討していたというが、コロナ禍もあり一旦中断に。別のオファーが重なり、今は訪米を検討中だという。「現地で見てもらうと、日本とは異なる反応があって、作品の良し悪しだけで判断される。厳しさもあるがチャレンジしたい。LAやニューヨークは、チャンスも平等にある場所だと感じた」と話す。海外ではフラットな環境で、はっきりとした反応が得られ、日本とは異なる可能性に手応えを感じているそうだ。5歳になるお嬢さんと奥様と3人で、あきる野に暮らす石川さん。現在のコロナ禍の先に、大きな転機とチャンスが待っていると思う。そのときには、改めてインタビューをさせていただく約束をした。

◆プロフィール

アーティスト 石川雅與 (アーティスト名:MABO)

instagram:mabo.works

コラム執筆者

市民ライターKさん

西多摩を中心に熱い思いを持って地域で活躍され、地域に愛され続ける人々が数多くいます。
そんな人々をクローズアップするコラム「にしたま この人に会いたい」。
街プレ紙面を通じ、皆さまのご近所にいる素敵な方々との出会いの場を作ってまいります。

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