~東京の森から~東京チェンソーズ
檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!
毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
地域に根差したおもちゃ店を目指す
ミュージアムショップ「CruChoi くるちょい」
前からお伝えしていた檜原森のおもちゃ美術館が11月3日、グランドオープンしました。当日は檜原村の坂本村長はじめ、関係者が出席するセレモニーもあり、華やいだ趣でのスタートとなりました。
弊社では美術館併設のミュージアムショップ「C r u C h o iくるちょい」の運営を行います。店長は6月に弊社に入社した塚本壮二。塚本は3児の父親でもあり、子どもとの遊びの中から、ショップ運営に関する気づきがあったりもするそうです。
まずはオススメ商品について聞いてみたところ、最初に上がったのが「アドベンチャートラックLOGGY(ロギー)」。
丸太に見立てた枝を積む木材運搬トラックのおもちゃで、細丸太で作ったタイヤは動かしたときガタガタ感を生み、リアルに悪路を走っているような様子が楽しめるもの。
積荷の枝が落ちてしまうことも多いようですが、こうした不便さも魅力と捉えています。「不便だから工夫して遊ぶ、気を付けて遊ぶ。子どもの注意力だったり、観察力を促すものになるかなと思います」(塚本)とのこと。
最近のゲームはパズルでもボタンを押せばピースがきっちりはまったりしますが、それとは対極にある感じです。
次いで上がったのが「どんぐりころころ」。中にビー玉の入ったおもちゃの〝どんぐり〞が坂道をゆっくり下るおもちゃです。下り切ったところでかならず〝こてん〞と転ぶのがまた面白いとも。
目の前で完結するので、親子で静かに座って遊ぶことができそうです。どんぐりが動くときの〝かたかた〞という静かな音が和ませます。
ほかにも数点、オススメを聞かせてくれましたが、どのおもちゃも遊び方は無限。子どもたちに任せていると、年齢が離れていても一緒に遊ぶことができるように、工夫して新しい遊び方を見つけて楽しんでくれるそうです。
お店のコンセプトは「人と森をつなぐ。世代を超えて、ココロをつなぐ」。
木のおもちゃを通じて、木や森に関心を持ってもらい、また、おもちゃを大事に扱い、次の世代まで残すことで、その思いも同時につないで行きたいと話します。
約50平方㍍の店舗に400アイテムを揃える同店。地域に根差し、多少交通が不便でも、良いものを求めてお客様が来てくれるお店になればと思います。