真っ赤な完熟イチゴ出荷
秋川ファーマーズセンターで人気
あきる野市二宮 堀江賢吾さん
あきる野市二宮755の堀江園ではこの時期、冬春イチゴが真っ赤な身をつけ、完熟したものを隣接するJAの秋川ファーマーズセンターに出荷している。
堀江賢吾さん(33)が栽培しているもので、耕作面積約8アールのイチゴハウスには、香りと甘み、酸味のバランスがよい「紅ほっぺ」と「章姫」が赤い実を輝かせている。
父親の建夫さん(59)と営む堀江園は代々続く農家で、近年では野菜を中心に生産している。賢吾さんは地元のJAあきがわに勤務したが、30歳を過ぎたところで、家業を継いだ。
2020年にあきる野市の都市農業活性化支援事業を活用し、ハウスに高設溶液栽培システムを設置。イチゴ栽培を同年から始めた。紆余曲折を経て、3年目となる今シーズンが実質的なスタートになったという。
現在は主に秋川ファーマーズセンターに出荷しているが、将来的にはハウスを拡大し、摘み取りができる観光農園を開きたいとの思いがある。
賢吾さんは「勉強を重ねおいしいイチゴを育てたい。品種も徐々に増やしていきたい」と今後を見据える。
堀江園は、トウモロコシ、キャベツ、サトイモなど多品目を栽培している。
完熟イチゴは大きさにより1パック600円前後。