東京秋川ロータリークラブ創立50周年祝う
次代への飛躍を誓う
東京秋川ロータリークラブ( 松村博文会長)の創立50周年記念式典が5月18日、パレスホテル立川で開かれた。関係者220人が参加し、半世紀という大きな節目を盛大に祝い、次代への飛躍を誓った。
同クラブは1973年に東京福生ロータリークラブを親クラブとして発足。少年軟式野球や中学生女子バレーボール、ミニサッカーの各大会、ヤマメの里親教室、秋川消防少年団の支援などの活動を通し、青少年の育成と地域の発展に尽力してきた。また、韓国の密陽、フィリピンのセントラル・ダバオの各ロータリークラブと姉妹、友好のクラブ関係を結び、国際交流も深めた。現在の会員数は45人。
記念式典で松村会長が「半世紀の活動実績を土台に、未来のために行動するクラブを実践していく」と力強く述べた。
鶴田和男実行委員長は「秋川ロータリークラブには先輩たちの奉仕の理想を掲げて豊かな社会を創造しようという気概と努力が連綿と伝わっている。その気概と努力を次の50年に向けさらに発展させたい」と呼びかけた。
席上、記念事業としてロータリー財団、ロータリー米山記念奨学会、米山梅吉記念館、ロータリー希望の風奨学金に寄贈品が渡されたほか、在籍・皆出席50年の橋本健司氏、在籍43年の山田宗孝氏、同40年の法理規夫氏ら11人が永年在籍表彰を受けた=写真下。
来賓祝辞で、嶋村文男国際ロータリー第25 80 地区ガバナー、東京福生ロータリークラブの鳥居徹也会長、中嶋博幸あきる野市長らが登壇。50年間の実績を称えるとともに、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
式典終了後、国際金融経済学者の真田幸光氏が「混沌の世界情勢を見る」と題し記念講演した。「今の世界の秩序は英米で動いている。米国の動きに歯止めをかけようとしているのが中国」と指摘。世界情勢は混沌としているとし、「今後は情報を制するものが世界を制する。宇宙開発や5G開発など情報覇権争いが進む中で、現状でも中国が優位に立っている。日本は世界が必要とする独自の産業をつくって、存在感を示していくことが大切になる」と語った。=講演はインターネットニュース東京25ジャーナル6月3日配信で詳細
祝賀会では50周年を記念して全員で乾杯。和気あいあいとした雰囲気の中で懇親を深めた。演歌のみちのく娘が宴に花を添えた。
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5月13日には秋川キララホールで一般を対象に創立50周年記念講演会と演奏会が行われた。キャノングローバル戦略研究所主幹の宮家邦彦氏が「国際情勢と日本の取るべき道」と題し講演した。=同 次いで全日本吹奏楽コンクール4大会連続金賞受賞の東海大学菅生高校吹奏学部が感動溢れる演奏を披露し、観客を魅了した。席上、地元のあきる野市、日の出町、檜原村の各社会福祉協議会に寄付金が贈られた。