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さあ、森へ飛び出そう! ~自然が育む子どもの力~

コラム

ザリガニは貴重な資源

子どもたちの人生の糧になるかもしれないイベントの提案です。

ザリガニのオスメスを複数用意し、またはその場でゲットし、性別に仕分けします。その上で、参加者(大人も含む)に違いを発見して頂きます(違いは3つ)。ザリガニの持ち方などの基本を教えた上で、あとは参加者の観察眼を信じて待ちます。

違いの内の一つに気付いた人がいたら、他の人に聞かれないように聞き取ります。当たっていたら褒め、他の2つを探させます。発見した内容は内緒です。ちなみになかなか見つけられません。

  • 違いを見つけ出すということは科学の基礎。
  • 自分で発見したことは、教わったことよりもはるかに身に付きます。
  • 一番重要なことは、苦労して自分の力だけで達成したという〈喜び〉。一生モノの財産に。
  • 身体の中に意欲の根っこを形成する可能性。
  • 大チャンスを逸しないためには、苦労させること。助言さえしないことです(我慢することが苦手なお子さんを食いつかせる工夫は必要)。
  • 良かれと思って言うことやアドバイスは、子どもが伸びるせっかくのチャンスを消滅させる無惨なこと。ちなみに私はそういう大人でした。

※ザリガニは決して戸外に放さないこと。罰せられます。
※多摩地区には、まだまだザリガニはいるでしょう。
※ザリガニ持参で私が出向くことも可能です。

コラム執筆者

橋本勉

長年、教育現場に立ち、時代と共に変わる子どもたちを見てきました。日本の子どもたち体の中に意欲の根っこを培養することが、とても大切だと思う元教員です。

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