新着記事

青空 台地 農の風 ~ 農のあるまち 生きる人たち~

イベント 地域

クマ目撃 都内でも数年高水準

今年は8月までで82件 民家の庭にも

都環境局が設置したカメラに映るツキノワグマ

生息域の拡大、人を怖がらないクマの増加、さまざまな要因により全国各地でクマの目撃情報が増えている。都内でもここ数年多い状態が続いている。都環境局によると、都内では今年に入り、8月25日現在で82件のツキノワグマの目撃情報があった。秋はクマが冬眠に備えて食べ物を求めて活発に行動するため注意が必要だ。

目撃情報は地元住民や登山者、関係機関などから寄せられたツキノワグマと思われる目撃や痕跡(クマ棚、クマ剥ぎ、フンなど)、センサーカメラ撮影などの情報をまとめたものだ。

82軒のうち八王子市の7件を除く75件が西多摩の山間部にもの。奥多摩町、青梅市、檜原村、日の出町、あきる野市の順に多い。

原因として餌となるブナの実などが山中に不足し、空腹に苦しむクマが移動範囲を広げている可能性があるという。あきる野市戸倉では民家の庭に居たことが確認されている。

目撃数はここ数年多い状態が続いており、2020年度が194件、21年度が148件、22年度が197件となっている。

今年は目撃のペースは低いようだが、毎年9月の目撃が最も多くなっている。これまでケガ人や大きな豊作物の被害は報告されていないが、注意が必要だ。

2008年の夏、当時奥多摩町に住んでいた世界的クライマーの山野井泰史さんが同町の倉戸山でクマに襲われ、瀕死の重傷を負ったのは記憶に新しい。

奥多摩町の山々とつながる秩父市では新学期を前に市内の小中学校に通うすべての児童・生徒に、クマよけの鈴と笛を配布している。

 

 

御岳山秋の天空ツアー 10月12日 参加者募集

御岳登山鉄道は、10月12日に開催する「御岳山 秋の天空ツアー」の参加者を募集する。募集人数は先着12人。締め切りは9月28日。参加費は7000円。

往復参加者専用臨時ケーブルカーに乗車。御岳ビジターセンタースタッフが同行し、都心が望める大展望台など御岳山をめぐる。武蔵御嶽神社の神主による神社の歴史や雅楽についての話を聞き、宿坊「藤本荘」でランチを楽しむ。申し込みはメールevent@mitaketozan.co.jp問い合わせは0428(78)8123まで。

Copyright© 街プレ -東京・西多摩の地域情報サイト- , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.