にしたま。この人に会いたい。

米国生まれのフィットネストレーニング
「クロスフィット」を昭島から発信。
ふたりのコーチが笑顔と仲間をつくる。

昭島駅から数分のマンション。ガラス張りのスタジオでは、国籍や年齢を超えた「仲間たち」が、笑顔で励ましあい、身体を動かしていた。「クロスフィット」というトレーニングジムにインドから来たＰＢさんとＫＡＺＵさんのふたりのコーチを訪ねた。

Ｑクロスフィットと他のジムは何が違うのですか？

（ＰＢ）マシンが多くて、自分ひとりで行う場所は「独り」です。指導者がいないことが多い。でもクロスフィットは仲間と60分のグループトレーニングです。自分にあったプログラムで毎回異なります。

Ｑいつからコーチになったのですか？

（ＰＢ）私は２０１５年から８年以上クロスフィットコーチをしています。インドでもポピュラーなのですよ。ある日、このトレーニングを初めて見て「これは、なんだ？」と思いました（笑）。新しい体験だと思い、半年間通ってコーチになりました。

（ＫＡＺＵ）５年ほど前です。私はカヌー競技をしていたのですが、クロスフィットを知って、まずコーチの資格を取りました。出身は秋田ですが、カヌーがやりたくて御岳に通ったこともあり、多摩にも縁がありました。

コーチKAZUさん

Ｑみなさん、とにかく楽しそうです。

（ＰＢ）そうですね。私もインドではホテルに勤めていたこともありますが、変化の少ない仕事でした。クロスフィットは気分転換になるだけでなく、自分が「進化」していくのが実感できます。

（ＫＡＺＵ）どんな方も一緒に応援しあいながら課題を乗り切る充実感があります。その日、トレーニングメニューが時間内に終わらなくても、次には出来たとか、その充実感が、日常生活にも生きてくるので、楽しいのだと思います。

Ｑトレーニングで大切にしている点は何ですか？

（ＰＢ）私は「セイフティ（安全）」と「プログレス（進化）をテーマとしています。どんな人もケガをしないことが一番大切です。コーチがひとりひとりのメニューを考えていけることがクロスフィットの特徴です。（ＫＡＺＵ）やはり安全ですね。その人なりに頑張れるポイントを見つけることや、一歩でも前に進んだことをわかってもらえるようにしています。

Ｑ私は60歳になりますが、今からでも遅くないですか？

（ＰＢ）クロスフィットは５歳から90歳を超えても、何歳からでも始めることができます。もし課題が出来ない場合でも「オプション」がありますから、大丈夫です。ゆっくり練習を重ねて、出来るようになります。

（ＫＡＺＵ）誰でもできるプログラムがあって、その人に合わせた内容に出来ることが魅力です。このジムで初めて逆立ちや懸垂が出来るようになった方も多いです。体力的にコンプレックスがあっても、課題を越えていける喜びがあります。出勤前にトレーニングしていく方もいらっしゃいます。街中にはいつでも自由な時間に利用出来るジムが増えている。ひとりで自由に汗を流すのも良いが、ここにはコーチの頼もしい応援と、家族のような仲間がいる。60分思い切り元気になれる時間があるので、ぜひ二人のコーチの会いに行ってほしい。