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青梅の宗建寺で晋山式

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新住職着任、華やかに祝う 青梅の宗建寺で晋山式

24世住職に棚橋宗親さん

青梅市千ヶ瀬町の仙桃山宗建寺で11月11日、新住職就任の儀式「晋山式」が営まれた。

 

新住職は棚橋宗親さん(38)。40年余りお寺を背負ってきた前住職の父、正道さん(68)に代わり、24世住職に就いた。

 

檀家世話人会長の橋本直幸さん宅に設けられた安下処を出て、宗親さんは稚児の先導で参道を歩き、本堂に入堂。大悲呪の経を3度に渡り読経、開山様と鎮守の弁財天に晋山を報告し、五穀豊穣、地域安穏を祈願した。

 

建長寺派宗務総長の長尾宏道師から職状が授与され、修業時代の恩師、小堀泰巌建仁寺派管長から祝いの言葉を受けた宗親さんは「和合を旨とし、世話人、檀家の皆さんと仲良く手を取り合い歩みたい。地域と共にあった先代、先々代に習い、追いつき追い越したい」と決意した。

 

宗建寺は臨済宗建長寺派の寺院。1400年代の創建とされる。多摩青梅七福神の寺院で、毘沙門天を祀る。境内には青梅のねずみ小僧と言われた義賊、裏宿七兵衛の墓がある。

 

坐禅会や御詠歌、写経会のほか、彫刻、水墨画、ヨガなどの教室も開催。コンサートなどのイベントも行われ、文化活動が活発な開かれた寺院として親しまれている。

本堂へと進む新住職の宗親さん

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