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JA西東京グリーンセンター 創立30周年祝う

多種多品目の売場で人気

出荷者一丸プラムポックスなど克服

式典であいさつする福島生産者組合長

JA西東京グリーンセンターの創立30周年式典が11月20日、青梅市野上町の霞共益会館で行われた。同センター生産者組合員と来賓合わせて約80人が節目を祝った。

同センターは1985年12月、吉野農協園芸センターに特産物直売所がオープンしたのが始まり。農協合併を経て93年12月22日にグリーセンターが開設された。2001年4月1日のJA西東京誕生とともに同JA特産部会として同センターの運営を担うようになり、14年7月、特産部会のほか、園芸部会、吉野梅部会、三田果樹振興会、きのこ部会、調布柿生産組合が合併し、同センター生産者組合が設立され、現在に至っている。

この間、09年に発生したプラムポックスウイルスの感染による梅樹の伐採、20年には新型コロナウイルスの流行などがあったが、同JAと組合員のほか、出荷者が一丸となり困難を乗り越えた。

式典で福島正文同センター生産者組合長は「グリーンセンターは一般野菜の他にウメ、ユズ、カキ、トマト、卵、梅干し、きのこ類など出荷品目が多く、年間販売量を見ると2008年が最も多く、1億3000万円の販売高を上げた。その後は生産者の減少や高齢化による生産量の減少傾向が見られるものの、新規就農者や新会員の入会もあり、今後出荷量の増加も考えられる。30周年を契機に当組合の販売量が増加し、ますます発展できることを願っている」と述べた。

清水髙志さん(左)ら歴代部会長、生産者組合長に感謝状が贈られた

来賓で森田美実JA西東京専務理事は「プラムポックスウイルス感染の困難などを克服し、30周年を迎えられ敬意を表したい。生産者の皆さんには引き続き協力を賜り、センターを盛り上げていきたい」と期待を寄せた。次いで小山高義青梅市副市長、島﨑実青梅市議会議長らが祝辞を贈った。

席上、同センター発展に功績のあった清水髙志さん、原島友幸さん、輪千惠太郎さん、石川毅さん、福島正文さんの歴代部会長、生産者組合長にJA西東京から感謝状が贈呈された。

式典後は祝賀会が行われ和やかな宴の中で、武蔵御嶽神社太々神楽が披露され花を添えた。

記念誌「JA西東京グリーンセンター創立30周年 大地の恵みにありがとう」

同式典は30周年記念実行委員会(輪千惠太郎委員長)が準備し、開催したもので、30年のあゆみを綴る記念誌「JA西東京グリーンセンター創立30周年 大地の恵みにありがとう」を刊行。出席者に配布された。

 

 

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