歌に祈りをのせて、内なる思いをつづる
青梅在住のシンガーMaicoさんの故郷は沖縄。ジャンルにとらわれない音楽を生む彼女のドラマチックな物語を聞かせて頂いた。
Q 音楽のルーツを教えてください。
沖縄で高校に入る前にギターを買ってもらいました。その後ガールズバンドを組んでコピーをしたり。その頃から簡単なコードで曲を作るようになりました。
Q 東京にはいつ頃からですか。
高校を卒業して友人と上京し路上ライブを始めました。2015年に長渕剛さんの番組に出演した縁で、10万人規模のオールナイトでのライブステージで歌う機会をいただきました。とても大きな体験で勇気が湧いて、すぐ海外に行くことにしました。
Q ひとりですか?
友人と二人、東南アジアに三か月。持って行ったのはウクレレで、タイのある街で、朝と夕方に路上ライブで生活しました。もう怖いものなしで(笑)。そこでいちばん評判が良かったのが沖縄民謡です。
Q 歌声がとても魅力的です。
ありがとうございます。最近はポップスより、古の日本語を使ったり、自分の心の中に入ってくる風景を歌にしたりしています。最近は特に「祈り」の要素を感じながら歌っています。
Q 青梅の暮らしはいかがですか?
結婚を契機に青梅に来ました。上京してから初めて〝しっくりきた〞場所で、周りの皆さんが、とても温かくて大好きになりました。すぐに顔見知りになるところも沖縄に似ています。
Q Maicoさんの歌はどこで聞けますか?
色々な場所で機会をいただいています。定期的には六本木や、中野区の野方とか。昨年は玉堂美術館でも演奏させていただきました。弾き語りだったり、他の楽器の方と一緒だったりします。来年早々には石神駅近くで開催されるイベントに出演しますので、ぜひ聞きにきてください。
その歌声を文字で表すのは難しいが、すっと心の中に入ってくる澄んだ響きは、多くの体験や想いの積み重ねから、湧き出てくるよう。ぜひ目の前でMaicoさんの祈りにも似た音楽を体験してほしい。