「社会人の話を聞く会」あきる野市増戸中1年生
仕事の遣り甲斐など聞く
職業への理解を深める1歩
あきる野市立増戸中学校で12月12日、「社会人の話を聞く会」が開かれ、1年生96人が地域にいる5人の社会人から仕事のやりがいや苦労などの話を聞いた。
社会人の実体験から職業に就くまでの経緯などの話を聞き、職業への理解を深めようと毎年開かれている。
当日は、近畿日本ツーリスト、福楽園、おくやま写真館、増戸保育園、街プレ編集部で働く5 人が講師を担当。20人ずつ5グループに分かれた生徒をそれぞれが受け持ち、仕事に就いた動機や時期、やりがい、楽しさや辛さ、中学生へのメッセージなどを語った。
このうちおくやま写真館の奥山真一さんは「主に人物写真を撮っている。人と会うことが多い仕事なので、出会いが楽しい。毎年山梨県など遠方から家族写真を撮りに来る人もいて、お子さんたちの成長が分かる。家族の温かさに心が癒される。また、長年学校写真を撮っていると卒業生だったと声を掛けられ、結婚式の写真を頼まれたこともある」と楽しさ、遣り甲斐を語った。
講演は1回20分ほどでグループを入れ替えて2回行い、生徒たちは2人の講師から話を聞くことができた。
木下美彦校長は「生徒にとって専門的な職業の方から直接話を聞くことができる貴重な機会となる」と話した。