- 花の多摩青梅七福神を歩く
ウメ、サクラ、ハクモクレン
春の穏やかな日には可能な限り屋外に出よう。適度な運動は免疫力を高める。花めぐりを兼ねて多摩青梅七福神を巡ってみた。
出発は青梅駅。5分も歩けば大黒天を祀る延命寺(住江町)だ。例年3月下旬に開花する樹齢100年のハクモクレンが迎えてくれる。その後はソメイヨシノが追いかけるように咲く。
3分ほどで着く毘沙門天を祀る宗建寺(千ヶ瀬町)は境内の中心と池の隣に大きなラカンマキの大木がある。「夫婦槙」と呼ばれるこのラカンマキは、樹齢400〜500年と言われている。
弁財天の玉泉寺(長淵)は多摩川の南岸にあり、宗建寺からは25分ほど。本堂東南の弁天池小島に弁財天を祀ったのが寺の始まりだ。境内にはツツジなど多彩な草花があり、春には色鮮やかに咲き乱れる。
35分ほどの道のりで恵比寿尊の清宝院(大柳町)へ。江戸末期に入間市の軍茶利(ぐんだり)明王地蔵院光円寺から移築した山門前に池があり、静かに咲く草花が風情を誘う。
多摩川を渡り15分ほど歩くと布袋尊の地蔵院(畑中)。宝珠梅が迎える。吉野梅郷周辺で最も古い梅の1つという。
福禄寿を祀る明白院(日向和田
)には30分ほどで着く。かつてはシダレウメが迎えたが、ウメ輪紋ウイルスの影響で伐採された。境内はきれいに整い、可憐な草花が美しい。
ここからは50分歩き寿老人の聞修院(黒沢)へ。紅白の梅が迎え、その後はサクラ、新緑が追いかける。
出かける際は体調が万全なことを確かめよう。