松姫物語・花は絶えず
武田信玄の息女松姫を知ったのは7年ほど前。歴史を知り、痕跡を踏査する中で、私の中には織田信長の妹、市や明智光秀の息女、細川ガラシャにも劣らぬ、賢く、健気で優しい、松姫像が出来上がった。
「松姫の生涯を多くの人に知って欲しい。松姫を地域おこしとして考える人が出てくれたら」と、作詞作曲したのが「松姫物語・花は絶えず」。すぐにCDにした。
信玄の六女松姫(1561年〜1616)は兄の勝頼が織田勢に追われて自害した後、牛奥ノ雁ケ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)を越えて武蔵国に逃げ延びたと言われる。牛奥ノ雁ケ腹摺山の北東、山梨との都県境近くには、この故事に由来する松姫峠がある。
八王子に逃れた松姫は、出家し信松尼と名乗った。子どもたちに読み書きを教え、村人に慕われたという。地域に伝えた織物技術は八王子の産業の礎にもなった。
その後、武田家シリーズの第2弾となる「風林火山武田物語」もCD化した。
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