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猿島渡の動画ファイル「歴史を見に行く」

コラム

松姫物語・花は絶えず

武田信玄の息女松姫を知ったのは7年ほど前。歴史を知り、痕跡を踏査する中で、私の中には織田信長の妹、市や明智光秀の息女、細川ガラシャにも劣らぬ、賢く、健気で優しい、松姫像が出来上がった。

「松姫の生涯を多くの人に知って欲しい。松姫を地域おこしとして考える人が出てくれたら」と、作詞作曲したのが「松姫物語・花は絶えず」。すぐにCDにした。

信玄の六女松姫(1561年〜1616)は兄の勝頼が織田勢に追われて自害した後、牛奥ノ雁ケ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)を越えて武蔵国に逃げ延びたと言われる。牛奥ノ雁ケ腹摺山の北東、山梨との都県境近くには、この故事に由来する松姫峠がある。

八王子に逃れた松姫は、出家し信松尼と名乗った。子どもたちに読み書きを教え、村人に慕われたという。地域に伝えた織物技術は八王子の産業の礎にもなった。

その後、武田家シリーズの第2弾となる「風林火山武田物語」もCD化した。

動画はこちら↓

 

 

https://youtu.be/fVrJOwJuk1csi=ONnG8_atKYyeKEYz

コラム執筆者

猿島渡

猿島渡さん(本名・森下晴男)は檜原松姫研究会に所属。地域の自然や文化、歴史を写真や動画に納めている。地元をテーマに作詞、作曲も手掛ける。代表作に瀬音の湯が舞台の「湯けむりの女」などがある。

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