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明星学苑と日本航空学園チャリティーコン

能登の復興願い感動の演奏とダンス

明星学苑と日本航空学園による能登復興支援チャリティーコンサート「MJ Friendship Concert for 能登」が1月26日、明星学苑児玉九十記念講堂(府中市栄町)で開催された。生徒、学生らが演奏とダンスで満席の会場を感動で包んだ。入口には被災地支援の募金箱が設置され、多くの善意が寄せられた。


 

昨年1月1日の能登半島地震を受け、緊急避難先として、明星学苑が所有する青梅校(青梅市長淵)を日本航空学園に提供した縁から両校には強い絆と友情が生まれた。

1部の吹奏楽ステージは、明星大学学友会吹奏楽団の演奏で開幕。「輝く日への前奏曲」「アルメニアンダンス」を披露。美しく豊かな響きが会場を包んだ。

明星小、中・高校の吹奏楽部が初めてコラボしたステージは、「ミッキーマウスマーチ」や「情熱大陸」など馴染みの曲を奏でた。会場の手拍子を誘い、楽しいものとなった。

日本航空高校石川校吹奏楽部は団員にモンゴル、タジキスタン、タイの留学生も含まれエンターテイメント性豊かなステージで大いに盛り上げた。青梅三中、羽村一中の吹奏楽部がゲスト演奏で花を添えた。

2部のダンスパフォーマンスでは同石川校の「ウイングダンスカンパニー」が14演目のダンスとミュージカルをステージ狭しと展開。観客を魅了した。フィナーレは「希空〜まれそら〜」をみんなで合唱。能登に希望と笑顔をとの願いが1つになった。

明星大学学友会吹奏楽団団長の伊藤渉さんは「1年経っても先が見えない能登の皆さんに勇気と希望を伝えたい。全国に広げていきたい」、日本航空高校石川校吹奏楽部部長の奥村侑那さんは「出演者、会場にいらした皆さんの思いを能登へ届けたい」と強い思いを語った。

青梅三中吹奏楽部の坂上花部長、羽村一中吹奏楽部の島﨑朱里部長は、能登の復興を願い、精いっぱい演奏したと笑顔だった。

開会のあいさつで梅澤重雄日本航空学園理事長は自身が明星大学で教員免許を取得したほか、日本航空学園関係者には明星大学卒業者が多いことを紹介。能登地震で被災し、小池都知事をはじめ多くの人たちに支えられ明星大青梅キャンパスに移転していることを報告。「明星学苑、青梅三中、羽村一中の皆さんと日本航空高校石川の生徒が交流コンサートを開き、多くの皆さんに足を運んでもらい、能登への思いを強くしていただけた」と感謝を述べた。

■日本航空高校石川校は3月18日に甲子園で開幕する第97回選抜高等学校野球大会に出場。吹奏楽部は応援で駆け付ける。

フィナーレは「希空~まれそら~」をみんなで合唱

フィナーレは「希空~まれそら~」をみんなで合唱

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