執筆協力 編集室システムU okamura.nobuyoshi@gmail.com
沸きに沸いた青梅大祭 気持ちはすでに来年に
祭が終わって、日が暮れ、明ける

熱気が立ち込める山車が街を運行
青梅駅周辺で5月2日・3日、「青梅大祭」が開催された。雨に降られた2日から一転、本祭りの3日は晴天となり、青梅の街中を12台の山車が曳かれ、囃子の競演「ひっかわせ」で沸きに沸いた。
青梅市自治会連合会第1支会の12町が集う祭は、今では山車巡行祭礼として関東一円で知名度を高めている。祭を運営するのが青梅大祭実行委員会。その中枢になるのが総務委員会だ。会長、青梅市自治会連合会第1支会長、統括・街商、渉外、交通・駐車場・準備・環境、山車運行、広報をそれぞれ担当する副会長及び委員長、会計、総務委員長で構成。顧問・相談役、各委員会委員などを合わせ総勢では70人ほどになる。
大祭に繰出す山車は、12の各町ごとに祭典委員長をはじめ、各役割に応じた担当者が運営にかかわる。そのほか居囃子11基が参加し、山車と居囃子で囃子を奏でる囃子連は、青梅囃粋會に加盟する団体を中心に30団体になる。また、住吉神社の拝礼等を担当するのが睦會で、両會が協力団体として大祭の運営に寄与する。
500年以上の歴史を刻む祭は毎年20万人以上の人が訪れる。祭は今年も人波にもまれた。394の露店が並び祭を盛り上げた。期間中、多くの警官、民間警備員が交通整理などに当たった。 実行委員会の四谷信武会長は「初日こそ雨に降られたが、無事故で終えられホッとしている。多くの皆さんのおかげで盛大に良い祭りができた。伝統をつなぎ来年もより良い祭にして青梅を盛り上げたい」と話した。
5月10日にはS&Dたまぐーセンターで慰労会を開催。大祭の無事故挙行に安堵し、それぞれの役割をねぎらいあった。来年に向けては7月に新役員体制、来年度予算を決め、9月には始動する。
.jpg)
本部に詰める四谷会長(右から5 人目)