あきる野市議選 自公合わせて安定の12議席 都民ファースト、無所属が伸長
あきる野市長選との同日選で7月19日、同市議選(定数20)が投開票された。既存政党が議席を減らす一方、都民ファーストの会や無所属の女性候補らが議席を獲得し、議会の構成に変化が表れた。投票率は46.01%(前回46.07%)だった。
市議選では、自民党系会派「志清会」が9議席を確保した。改選前から議席を減らしたものの、最大勢力の座を維持した。公明党は3議席を維持し、市長選で臼井建氏を推薦した自民、公明両党で12議席となった。
定数20の議会では過半数が11議席。自公勢力で過半数を確保したことで、臼井市政にとって、市長提出の予算案や主要議案の審議などで、安定した議会運営につながるとみられる。
自民党現職の堀江武史氏は2411票を獲得し、トップ当選。存在感を示した。
都職員や市議会議長を歴任した臼井氏は、選挙戦で前市政の継承を訴えてきた。今後は議会との連携を生かし、掲げた政策をどこまで具体化できるかが焦点となる。
都民ファースト新人2人が当選
今回、議会の構図には変化がみられた。
候補を絞った共産党は、改選前から1議席減の2議席となり、立憲民主党は議席を失った。一方、都民ファーストの会や無所属候補が議席を獲得し、地域政党や無所属候補の台頭が目立った。
都民ファーストの会は新人2人が当選。東京都との連携を訴える勢力が、市政にどのような影響を与えるか注目される。
日本維新の会やれいわ新選組から立候補した新人は議席を得られず、国政政党の勢力がそのまま市議選に反映される結果とはならなかった。
女性議員9人、定数の半数近くに
さらに市議選では、女性議員の存在感が増したことも特徴となった。公明党、共産党の現職4人に加え、都民ファーストの会からえびさわまゆ氏、石川なを氏が当選した。
無所属では、現職と新人で3人が議席を獲得。女性議員は計9人となり、定数20の半数近くを占めることになった。
子育てや教育、介護など市民生活に直結する政策を巡り、女性議員を含む無所属・新勢力がどのような議論を展開するかも焦点となる。
人口減少対策では、子育て世代の流出を抑えるため、保育や教育環境の充実が求められる。産業政策では、圏央道の利便性を生かした企業・物流拠点の誘致や、旧都立秋川高校跡地など市有地の活用が課題となる。
自公が過半数を上回る12議席を確保したことで、臼井市政は安定した議会基盤を得た。一方、都民ファーストや無所属の女性議員らの進出は、市民の多様な意見を議会に反映する動きともいえる。
議会内の多様な意見を取り込みながら新たな市政を築けるか、臼井市長の手腕が問われる。
◆ 情報提供は090(8460)9688岡村まで。
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