霊璽の穴ってなに?
先日ご家族から、「霊璽にある穴は何ですか?」と質問をいただきました。まず初めに霊璽とは、神道において亡くなった方の魂を移し守護神として祀るための依り代のことです。仏教でいうところの、位牌にあたるもので「御霊代(みたましろ)」とも呼ばれています。鞘(さや)(霊璽の外側の木でできたカバー・蓋のようなもの)の内側の板に霊号という名を書き、元通り鞘をかぶせた状態でお祀りします。その鞘には小さな穴が開いています。この穴は何のためにある穴なのかという質問ですが、これは「魂の通り道」であると言われており、御霊が自分の霊璽に出入りできるように開けられたという説があります。また霊璽は覆いを被せたまま手に取ることが多く、暗闇で手に取る機会も多いため穴の感触でどちらが表かわかるようになっているそうです。霊璽は白木作りと呼ばれるものが多く、材料はヒノキを使用することが一般的です。仏教では忌明けに伴い漆塗りなど着色したり金で模様を施すものが多いですが、霊璽は神として祀るものなので直接目に触れないようにする理由で白木のままで祀ります。霊璽は、五十日祭を終えた後祖霊舎(仏教でいう仏壇)にお祀りします。

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