自然と生きる OGOUCHI LIFE
奥多摩の小河内から、西多摩の魅力、お届けします
汐見先生と考える。「こんな村で子育てしたい!」

保育士というと、明るく元気に「みんなー、集まれー!」と声をかけ、子どもたちを上手にまとめる。そんな姿に「いい保育士」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
でも、今の保育では、大人が上手に子どもを動かすこととは少し違った力も、保育士に求められるようになっています。
子どもの何気ない気付きや発見、そこから始まる行動を丁寧に読み取り、必要なときにはそっと関わる。先頭に立って引っ張る「リーダー」というより、一人ひとりを見ながら場をつくる「ファシリテーター」に近い役割です。
こうした保育について考えるようになってから、僕自身、子どもと一緒に過ごす場所や、そこにいる大人たちの関わりにも、以前より目が向くようになりました。
僕も父親として、子どもと一緒に時々、小菅村の「村まるごとようちえんおかえり」に参加させてもらっています。
「おかえり」は、小菅村の自然や、そこで暮らす人たちとのつながりを生かし、村そのものを子どもたちの遊びや学びの場にしていくような活動をしています。
そこで子どもたちや大人たちの姿を見ていると、普段、保育士として考えていることと重なることもあれば、違う角度から気付かされることもあります。僕にとっては、子どもを見る自分の解像度が少し上がるような時間でもあります。
そんな「おかえり」が今回、「子どもも、お年寄りも、元気になれる地域って、どんな地域?」をテーマにしたおしゃべり会を開催します。
ゲストは、東京大学名誉教授で教育・保育評論家の汐見稔幸先生。長年、保育・幼児教育の研究に携わってきた汐見先生と、小菅村の舩木直美村長、そして参加者のみなさんが一緒になって、これからの子育てや地域について語り合います。
この会には、みんなの等身大の思いを持ち寄り、そこから新しいアイデアが生まれる場にしたい、という主催者の思いがあります。
「おかえり」の尾崎美歩さんは、先日、小菅村で江戸時代から受け継がれてきた神代神楽に参加しました。そこで、長く続いてきた理由を「やっている人が本気で楽しんでいるから」と感じたそうです。
「地域づくりも、みんなでおもしろがってやりたい」「もっと子どもにこんな環境があったら」「地域のこんな魅力を残していきたい」。そんな一人ひとりの思いから、「じゃあ、こんなことをやったらおもしろいんじゃない?」が生まれる。
今回のおしゃべり会も、そんなところから、地域のこれからを一緒に考える時間になりそうです。
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