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コラム

奥多摩の小河内から、西多摩の魅力、お届けします

まちおこしアングラー・ツリトシによる 「東京サクラマス プロジェクト」始動

先月取り上げた、「まちおこしアングラー・ツリトシ」こと菅原和利による新たな取り組みは「東京サクラマス釣りが出来る環境を整える」こと。

ツリトシの知人が奥多摩湖で釣ったサクラマス

サクラマスとはヤマメが海や湖に下り、鮭のように銀化した魚。大きくなるものは最大で70㌢にもなると言われています。以前、ツリトシが小河内・奥多摩湖畔に暮らしていた時のこと。「奥多摩湖にはヤマメが銀化したサクラマスがいる」という話しを聞き、釣りを本格的に進めるにつれて、それがとてつもなく素晴らしいことなのでは?と思うようになったそうです。ただ、釣るのが難しい魚で何年挑戦しても釣れない人もいるんだとか。

「いつか奥多摩湖で自分もサクラマスを釣りたい」。そんな想いを持ち、アングラーズマイスターになって得た支援金を使い、小河内漁協と連携してサクラマスを増やしていくことを決意。学術アドバイザーとして東京海洋大学客員教授でサケ科魚類専門家の奥山文弥氏(羽村市在住)にも協力をもらい、東京都の奥多摩さかな養殖センターからヤマメの稚魚を購入。峰谷川の小河内漁協の池で数ヶ月飼育、銀化させて稚魚放流イベントを2月末に行う予定なのだそうです。

「東京サクラマスによって、以前住んでいた小河内地域に恩返しがしたい」とツリトシは言います。奥多摩湖に流れ込む峰谷川が「サクラマス釣りの聖地」となる未来を期待せずにはいられませんね。

たばやま山のマルシェ 「たき火×奥多摩エリア交流会」

奥多摩、青梅、丹波、小菅の事業者を中心とした交流会が山梨県丹波山村T・C farmerswood(丹波山村奥秋)で開催されました。主催は原木舞茸で名を馳せる丹波山倶楽部です。

会場となったT.C farmerswood(丹波山村奥秋)で、川のせせらぎを聴きながら交流を楽しむ参加者のみなさん

奥多摩、丹波山、小菅から地元の様々な食材が集結。イノシシの丸焼きや鹿ラーメンなど、本格的なジビエ料理などがふるまわれました。奥多摩からは、わさびブラザーズによるワサビ丼やwaenの奥多摩スモーク(マスの燻製)が登場。参加したみなさんは、それぞれの地元のグルメを楽しみながら活発に情報交換がされて有意義な時間を過ごしていたようです。

「奥多摩エリアのファン作りイベントになれば。奥多摩までしか知らない人に丹波や小菅も知ってもらったり、丹波や小菅のコアなファンに奥多摩の魅力も伝えられたら」と同倶楽部社長の青栁雄大さんは語ります。将来的には一般のお客さんも呼んで、奥多摩エリアとして宣伝・アピールをしたいという展望があり、今回はそのプレ企画としての意味もあったそうです。その時がきたら、ぜひお越しください。

コラム執筆者

島崎 勘

島崎 勘(パフォーマー)かん先生
小河内から奥多摩を、さらには西多摩を盛り上げ、その魅力を全国に発信していきたい!と活動しています。
合言葉は「東京最西端から最先端のまちおこし」。

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