福生ドッグカフェ「cafeどす」オーナー 高橋萌菜さん
人を繋ぐドッグカフェには、美味しさと温もりが込められている。
人と犬が笑顔で繋がるカフェを訪問した。
他に無いから作った店
京都出身の高橋萌菜さんが、東京に暮らすようになったきっかけは、仕事の関係。福生へ引っ越してきたときは、かつて訪れた東京都内とは大きく異なる環境に、おどろいたという。しかし自然豊かな西多摩で愛犬と暮らす中、「ワンちゃんと入れるお店が少ない」と感じ、「では自分で作ろう」と積極的な行動を起こした。今年の3月に6周年を迎える「カフェどす」は、そんな高橋さんの京都言葉にちなんで名付けられている。
出会いと笑顔が続く場所に
ある日の午後、ランチタイムに訪問。店長のレトリバー「琉乃」が静かに迎えてくれた。デッキにはご近所のご夫婦、店内には小型犬を連れたご家族が楽しく歓談中。なんと双子だった犬を、各々にペットショップで購入したことをきっかけにご友人となり、定期的に姉妹である犬を会わせているという。
オーナーの高橋さんは飼い主の気持ちがよくわかるので、お客様とのお話も尽きることがない。訪れるワンちゃんの写真を撮りためていて、その数は2000枚にも及ぶ。名前、犬種をメモされたアルバムは日に日にページを増やしている。丁寧に調理される料理は、京都で美味しいものに触れてきた体験が基になっている。家庭で味わうような味を目指して、食材や出汁にも気を配る。この日いただいた唐揚げも、九州の醤油を使ったもの。おばんざいも優しく上品な味わいが嬉しい。
福生周辺には大小数ヵ所のドッグカフェやドッグランがあり、都内や遠方から来た方がウェブで検索して見つけてくれることも増えたという。今後は、ワンちゃんの衣類や雑貨を作る作家さんを招いたり、作品を選んでもらえるようなスペースを増やしていきたいという。高橋さんの人柄が溢れる「どす」には、これからも多くの仲間が増えていくだろう。
cafeどす
福生市南田園2-4-13
080-3505-0075
Facebook:caféどす
インスタグラム:cafedosu
お休み 木、金、土曜日
営業時 11時から15時ラストオーダー
現在、コロナの影響でランチタイムのみ営業