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コラム

自然界に生きる植物たちの優しさ

7月、西多摩の山々では華やかなユリの女王「ヤマユリ」が咲き始め、良い香りが漂います。花弁の中心に向かって走る放射状の黄色いラインは、ネクターガイド(蜜標)と呼ばれ、花に飛来してくる昆虫に蜜がある場所を知らせています。赤い斑点模様は突起状で、花にやってきた昆虫たちに花弁に掴まり易くしています。

ネクターガイド

可愛らしいランプシェードの様なヤマホタルブクロは、花が細長い釣鐘形で下向きに咲きますが、内側には毛がびっしりと生えているので昆虫たちは毛をよじ登り蜜に近づくことができます。

花の内側の毛

マタタビ

つる性の植物であるマタタビは初夏に葉を変色させます。花が開くと緑色の葉はペンキで塗られたように白色に変わります。これは昆虫たちに開花を知らせるマタタビからのサインで花期が終わると葉は再び緑色に戻ります。このように植物は、花に訪れた昆虫たちを丁寧に誘導して、花粉の運搬や受粉の確立を高めているのです。

コラム執筆者

宮田 浩

エコツーリズム・グリーンツーリズムなどに携わり現在は年間を通じ、御岳や奥多摩などを中心としたツアーガイドなど数多く行う、川と森を案内するスペシャリスト。

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