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板前から農業に転身

農業

Nishitama Farmer's 安心・安全の作物をつくる

受け継ぐ農地守る 吉野好男さん(57) 青梅市

5年前に板前を辞め、農業に転身したのが青梅市新町の吉野好男さん(57)。祖父から父親の信太郎さん(76)に継がれてきた大切な農地を守り、消費者が喜ぶ安全で新鮮な野菜づくりに喜びを見出している。

新町や今井にある30㌃ほどの畑では、夏はキュウリやトマト、ピーマン、インゲン、トウモロコシ、長ネギなどが次々に収穫の時期を迎え、かすみ直売センターへの出荷に追われる。野菜のほか、ベゴニアやパンジーなどの花も栽培する。

姉、妹との3きょうだいだった吉野さんは高校を卒業すると調理師学校に通いその後、板前になった。和食の店や箱根や湯河原の旅館で包丁を握り続けてきた。「家で農業をやろうか」と思ったのが50歳を越えたころ。はじめは反対した妻の寿子さんも承諾をしてくれた。

農業改良普及センターが開くセミナーを受講したほか、周りの先輩から助言を受け、「5年目で少しは自分の形ができてきたかな」と口元がゆるむ。周囲からの信頼も増し、青梅市花卉生産研究会の会長も任された。「収入面では厳しいですが、地域で生きられる喜びがあります」と吉野さんは笑顔を見せた。

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