~東京の森から~ 東京チェンソーズ
檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!
毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
「林業で働く旅」がやってきた
私たち東京チェンソーズの、仕事の現場を目的地とした旅「林業で働く旅」が先月開催されました。主催は仕事旅行社さん。気になる職場に飛び込み、その職業をまるごと体感する〝仕事旅行〞。その1つとして実現しました。
林業の現場は、そのほとんどが山奥です。「興味はあるがなかなか行けない」という方も多く、私たちにとっても、多くの方に林業の現場を知っていただき、実際に仕事を見ていただける、とても良い機会になりました。

昼食後後ろに広がる緑が作業エリア
今回、仕事を体験したのは20代〜30代の男女4人。応募のきっかけは「森林に関わる仕事をしたい」、「自分の手で山の手入れができる知識や技術を身につけたい」、「自然が好き」、「様々な問題が山積している林業に興味」など様々。当日はスギ、ヒノキなど各種広葉樹が植栽された現場で、大鎌を使って雑草等を刈り取る仕事「下刈り」を体験していただきました。
ほとんどの方が初めての山仕事でしたが、ほどなくコツをつかみ、テンポよく作業を行う皆さん。目いっぱい汗をかいた後の昼食タイムでは、自分たちで作業をしたエリアを見下ろしながら、最高のお弁当を楽しみました。
「林業の現場で皆さんと一緒に働くことはなかなかできない体験。とても良い経験になった」、「自分も早くこの世界に入りたいと思った」、「実際に作業をしてみて、やっぱり山仕事は大変と実感したが、林業への思いはもっと強くなった」、「今回、体験して良かったというだけで終わらせるのではなく、何かにつなげたいと思う」など、旅のきっかけや仕事に対する考えなど、皆さんから色々と話しをいただきました。
こうした機会を通じ、もっと林業を身近に感じてもらえればうれしい限りです。
御岳山で多摩産材を使った夏休み特別企画の体験会開催
都農林水産振興財団(青梅市河辺、電話0428-20-8153)は16日と23日、御岳十山鉄道御岳駅前広場で「おはしづくり体験」と「キーホルダー焼付け体験」を開催する。
「花粉の少ない森づくり」に取り組む同財団が、多摩産材を活用した夏休み特別企画として催す。
おはしづくり体験(約30分)は小刀とヤスリを使い箸の形に仕上げていく。キーホルダー焼付け体験(約10分)は焼付けペンを使いキーホルダーに自分の名前など好きな言葉を入れることができる。
11時~15時30分の間、随時受け付け。参加費は各300円。予約も可能。