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尿の出が悪くなったら 早めに前立腺の手術をして、老後の準備
東京西徳洲会病院 腎臓病総合医療センター長 泌尿器科部長 小川 由英

何時前立腺の手術をしたら良いのでしょう?それは、〝今でしょう!〞と云われるかもしれませんが、そう慌てずに。黄帝内経(古代中国の医学書)によると男性は8の倍数で体が変化します。

前立腺肥大症 の内視鏡手術(TURP)

従って前立腺肥大は40歳代から始まり、56歳になると、生殖能力が弱まり、体全体の老化が顕著になり、前立腺肥大症の症状が出てきます。

排尿症状(尿の勢いが弱い、尿が出るまでに時間がかかる、尿線が分かれる、排尿の途中で途切れる、力まないと出ない)、蓄尿症状(頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、尿失禁)、排尿後症状(残尿感、切れが悪い)などがみられます。

 通勤中や旅行の車中での急な尿意や不意の失禁で困ることがあります。

社会的にも活躍が期待される年代で、多忙の為通院が億劫になりがちです。

この時期の症状は多くの場合排尿障害治療薬(尿が出やすくするクスリ)、過活動膀胱治療薬(尿を出にくくするクスリ)で改善します。

両親の介護が始まり、子供は独立し定年が近くなると、男性更年期となり、高血圧や心臓病や糖尿病や腰痛などの病気もでてきます。

次第に夜中トイレに起きる回数が増え、体の負担になる事をしたりすると尿が出なくなったりします(尿閉)。

そこで受診すると残尿が多いですと云われ、管(カテーテル)を膀胱に留置されてしまいます。脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、腰痛などがなければ、手術が出来ますが、寝たきりになったり、歩行困難や認知症などの場合カテーテルから離れられなくなります。

 

 

それでは、どのタイミングで手術を考えれば良いのでしょう。

出来れば、生活習慣病などが軽く、元気なうちに手術をした方が安全です。前立腺のクスリを飲んでいるのに、膀胱炎になったり、残尿が多く尿閉になったり、PSAが4に近い場合は手術を考えるべきでしょう。

前立腺が大きい(PSAが高値)と尿が出なくなる場合が良くありますが、前立腺が小さくても膀胱の出入り口が狭くなり(膀胱頚部硬化症 )、同じ症状を呈します。

両方とも手術で治りますので、元気なうちに老後の準備をしておきましょう。多くの場合、内視鏡手術で1週間前後の入院ですみます。

 

 

 

 

東京西徳洲会病院 腎臓病総合医療センター長 泌尿器科部長 小川 由英

現  職

東京西徳洲会病院 腎臓病総合医療センター センター長

東京西徳洲会病院 泌尿器科部長

琉球大学名誉教授

職  歴

1970年4月 慶應義塾大学医学部助手(大越正秋教授)

1976年7月 米国バージニア医科大学 移植血管外科 臨床フェロー(H.M. Lee教授)

1978年7月 筑波大学 腎泌尿器系 講師(北川龍一教授)

1982年7月 順天堂大学 泌尿器科 助教授(北川龍一教授)、慶應義塾大学 泌尿器科 兼任講師(田崎寛教授)

1994年1月 琉球大学 泌尿器科 助教授(大沢炯教授)

1995年4月 琉球大学 泌尿器科 教授 兼 血液浄化療法部長

2008年4月 琉球大学 医学部 名誉教授、東京西徳洲会病院 常勤顧問

 

お問い合わせは 東京西徳洲会病院 TEL(代表) 042-500-4433

 

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