廃材ガラス使い製作
青梅のガラス工芸作家の平岩愛子さんが昨年12月10日、平成26年度「日本民藝(みんげい)館展」で奨励賞を受賞した。
伝統的な技術を継承して作られている暮らしに役立つ手仕事の品と、民藝の美を指針とする作品を全国から公募し行われる同店。平岩さんは今年、2点の作品を出品し、1448点の中から6人のみに与えられる奨励賞に平岩さんの作品「口巻モール皿」が輝いた。
学生時代、油絵を専攻していた平岩さんは「透明なもの」に惹かれガラス工芸の道へ。戦後、廃ビンなどを使ってガラス工芸品を制作する文化が残る沖縄に渡り、7年ほど技術を学んだ。地元、青梅に戻り5年前、工房とギャラリーショップが併設するグラススタジオ「RainbowLeaf(レインボーリーフ)」(青梅市新町、電話0428-31-966)をオープン。日々、廃ビンを素材に、コップや皿、花瓶などを製作してきた。
「知人から薦められ挑戦してみたが、まさか受賞できるとは」と喜びを語る平岩さん。「今後ももっと喜んでもらえるガラス作品を作っていきたい」と話していた。
営業時間は11時〜17時。不定休。作業中は留守電対応となる。