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「風流踊」下平井の鳳凰の舞を披露

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昨年、ユネスコ無形文化遺産に登録

日の出町の春日神社・八幡神社例大祭

西多摩に残る、貴重な無形文化遺産

日の出町の春日神社・八幡神社例大祭が9月23日・24日、開催。昨年11月30日に「風流踊」の1つとしてユネスコ無形文化遺産に登録された「下平井の鳳凰の舞」が、同祭で披露される。

「風流踊」は41件の伝統的な盆踊りや念仏踊りで構成されており、「下平井の鳳凰の舞」もその1つ。江戸風の「奴の舞」と、上方風の「鳳凰の舞」の二庭で構成されていて、全国的にもあまり類例がない貴重な民俗芸能として、国指定の重要無形民俗文化財として指定されていた。はっきりとした伝承由来の文献はないが、雨乞いや悪疫退散の舞として奉納されている。毎年、秋に行われる同祭で披露され、三吉野会館で身支度したのち道行が始まり、春日神社など数箇所で演舞が披露されている。

神輿や山車などの巡行などが行われる2日間。舞は23日16時30分~20時30分、24日11時30分~19時、町内各所で披露される。

「無形文化遺産」とは、芸能や伝統工芸技術などの形のない文化で、土地の歴史や生活風習などと密接に関わっているもののことなどが条件にあげられ、無形文化遺産を保護し、相互に尊重する機運を高めるため、登録制度として始まった。2010年には、「フランスの美食術」などの食に関する無形文化遺産が登録され、日本ではこれまでに「能楽」「和食」「和紙」などが無形文化遺産として登録されている。

令和五年 平井祭

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