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春に向かう予感、蝋梅(ろうばい)の蕾(つぼみ)と花(青梅市梅郷)【街プレ倶楽部 花ごよみ】

季節

真冬の一番寒い季節、蝋梅(ろうばい)が蕾(つぼみ)を膨らませ、やがて小柄な黄色い花を咲かす。花の形や、強い香りを放つことが梅に似ていて、梅という字が付けられているが、梅の仲間ではなく、ロウバイ科ロウバイ属の木だ(梅はバラ科サクラ属の木)。蝋梅は梅より早く、1月から2月に花を開く。蕾もなかなか風情がある。
プラムポックスウイルス(PPV)拡大防止のため、全ての梅の木が伐採された青梅市吉野梅郷の「梅の公園」。その正面口には蝋梅が多く植えられている。梅の仲間ではないので、プラムポックスウイルスには関係がなく、伐採されていず、今年も美しい花が開き始めた。
梅の公園北方の多摩川沿いには、200m程に渡って地元の人によって蝋梅が植えられ、ここも花が咲き始めている。
青梅市では、梅郷とその周辺の梅の木が多く伐採されたが、全て伐採された、ということではない。例えば、梅郷に近い畑中の地蔵院にある樹齢300年といわれ、この地域で最も古い株の一つとされる「宝珠梅」の古木は健在である。青梅という地名の由来といわれる金剛寺の「将門誓いの梅」も健在である。
残された梅の木や、梅に似た蝋梅は、今年も青梅の早春を彩ることになる。

蝋梅(梅郷梅の公園)

蝋梅(梅郷多摩川沿)

 

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