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羽村で水車の復活目指し支援募る

地域

「70年前の雄姿を子どもたちに」

のんびりカフェ「中車水車小屋」(羽村市羽中、電話042̶555̶9514)は現在、同店にある水車を復活させるための支援を募っている。

多摩川沿いの水田に囲まれた古民家を利用し、1階をカフェ、2階を「憩いと集いのスペース」として営業する同店。広若ともさんが3年ほど前、「地域の方々が集う場所を」と開業した。同店のシンボルでもある水車は70年以上前まではもみすりや精米、粉をひくなど生活の一部として使われていたものだった。

1982(昭和57)年、40年使われていなかった水車の復活を目指した中野一明さんと大工が2人で10年の歳月をかけ復活させた。現在の水車は3代目となるが腐食が進み、1〜2年ほど前からは止まったままだった。

「水車の音が聞きたくて、やたらと回したりしていた」という広若さん。費用がかかるため、当初は水車を復活させようとは考えていなかったが、訪れる子どもたちから「何で水車は回らないの?」「いつ回るの?」と聞かれるたび、思いは高まっていったという。水車復活のための費用は約200万円。

「子どもたちに水車の雄姿をしっかりと見せてあげたい。4代目の水車が羽村市のシンボルとして復活できれば」と、昨年11月より資金協力者を募り現在、半分ほど集まった。

募金は1口3000円〜。1口につき、同店で利用できる300円分のチケットを1枚進呈する。1万円の寄付でコーヒー10回チケット、5万円以上でコーヒー永久無料チケットを進呈。オリジナルTシャツ(4000円)購入での寄付も受け付ける。そのほか、開店時間内の好きな時に水車を回すことができ、その動力を好きなように利用できる特典も。

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