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秋の文化財特別公開【街プレ倶楽部 西多摩歳時記】

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恒例の「東京文化財ウィーク」が10月29日(土)から11月6日(日)の期間催され、62件の都内文化財特別公開等が行われる。東京都のホームページに情報が公開されている。ガイドブックは各市町村の郷土館などで配布されている。この中から西多摩及び周辺での注目すべき公開文化財を紹介する。

文化財(分類) 公開日 公開時間 住所
正福寺地蔵堂(#1) 11/3 10:00-16:00 東村山市野口町4-6-1
森田家住宅(#2) 10/29-11/6 9:00-18:00 あきる野市小川633
大日堂大日如来坐像(#3) 11/3 10:00, 13:00, 15:00 昭島市拝島町1-10-14
小机住宅(#3) 10/29-31, 11/3-6 11:00-17:30 あきる野市三内490
福島家住宅(#3) 10/29,30, 11/3,5,6 10:00-15:00 青梅市沢井2-720
丹叟院阿弥陀堂(#4) 11/3,4 11:00-15:00 奥多摩町小丹波519

(#1):国宝、(#2):国登録有形文化財、(#3):都指定有形文化財、(#4):町指定有形文化財

 

●正福寺地蔵堂は東京都唯一の国宝木造建造物。鎌倉の円覚寺舎利殿と並ぶ代表的な禅宗様建造物。室町時代のもの。その内部が公開される。床は土間なので、拝観は底が平らな靴で。
●森田家は江戸時代に名主を勤めた豪農。元禄時代には既に酒造業を行っていた。現在も住まいや店として使用中であり、見学時は配慮が必要。
●大日堂は本年、木造大日如来坐像のみの公開(脇侍の木造釈迦如来坐像と木造阿弥陀如来坐像は修理中)。藤原時代の作。例年、履物を脱ぎ、内陣に入って直前で拝むことができる。これは年に一度の機会。
●小机住宅の内部が公開される。明治時代の洋風外観の建物。木造2階建て土蔵造り。明治~大正期の当主小机三造は町長の岸忠左衛門と連携し、五日市に電気を引き、水力発電所を作り、五日市鉄道を敷設した。
●福島家は江戸時代、名主及び三田領42ヶ村の筏師の惣代を勤めた旧家。
●丹叟院阿弥陀堂は奥多摩町で最も古い戦国時代の建物。この地の歴史と密接な関係がるお堂。中の仏像群も見もの。

正福寺地蔵堂

森田家住宅(主屋)

大日堂

小机家住宅

福島家住宅

丹叟院阿弥陀堂

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