逸品集めた「勝手にセレクト」即完売し第2弾販売へ
事業者支援の2つ取り組みが、大きな話題に
青梅のシフォンケーキの店「ちゃんちき堂」(電話080̶5491̶4400)の店主・久保田哲さんらが先月より、自営業者支援の2つの取り組みを実施。その1つ「勝手にセレクト」は口コミで話題となり現在、第2弾の販売がスタートした。
勝手にセレクトは「私たちが逸品だと思う、お店の品物」を1つにしたまとめたもので第1弾は2週間で完売。「支援のつもりが、地元であんなにおいしいニンジンがあるとは」と購入者からは驚きの声も。
第2弾は同店のシフォンケーキと合わせ、紅茶専門店・紅葉の「嬉野アールグレイ」と老舗茶屋の「狭山茶」が1つになったもの。
価格は5555円(税込)。毎週日曜までに入った注文を翌金曜に随時発送していく。
通販で売るものがない店舗が参加する「イロンナクーポン」は、「今は店に行けないが、自粛解除の折にはお店に行きたい」という客へ向け、先払いで各店舗の食事券などが購入できる仕組みだ。両サービスともネットで受け付けている。
「今回の取り組みはトライアル」と話す久保田さん。自分たちの力でまずはPRや販売を行って問題、改善点などを洗い出し、将来的にはそのノウハウと合わせて、継続運営してもらえる公共団体などに引き継いでほしいという願いを持って挑戦している。
域の店テイクアウトで応援を」
秋川駅前で飲食店2店舗を経営する工藤孝平さん。3〜4月に入っていた歓送迎会の宴会・ケータリングの予約がすべてキャンセルとなり、見込んでいた売上200万円超を失った。
春は年末年始に次ぐかき入れ時。売上確保のため来店を呼びかけたいが、自粛を強いられる状況下では「積極的に店に来てとは言えない」と頭を抱える。
国は融資による支援策を打ち出したが「その場はしのげるが、収束の先が見えない状況では返済できるか不安」と躊躇する。八方塞の状況に打開策はないのか。「テイクアウトの内容を工夫して、地域の方に応援してもらうことかな」。先月末から、秋川駅周辺12の飲食店が協力して「テイクアウト選手権」も始まった。工藤さんの店舗「KAIsBAL」(あきる野ルピア1階)も参加。期間中、参加店で500円以上のテイクアウト利用で抽選応募券も。5月末まで。(提供:西の風新聞)
街プレ編集部、コロナ被害の事業社支援 読者に有益な情報に、無償で紙面提供
「街プレ」では4 月から、新型コロナの影響を受けた地元事業社支援策として同誌紙面を無償提供し、順次無償で紹介していく取り組みを始めた。
春のイベントが軒並み中止となり、飲食、観光事業社の中には「店を営業すること自体にクレームが来た」「店舗の様子をSNS上に出しただけで批判的な投稿が来た」など、経営上の危機感を募らせる事業社が多い。
一方、飲食店などは新しいテイクアウト商品を開発するなど、活路を見出すため試行錯誤を繰り返している。こうした現状の中、同誌編集部では「各店、急な対応策のためPRの手段はSNSなどしかない。紙面が少しでも情報が届ける手段の一つになれば」と今回の取り組みを決めた。
対象は新型コロナ対策として新たに始めたサービス、取り組み、地元市民にとって有益な情報。受付はメール、街プレFBページなどへ送付。編集部内で選定し、紙面状況で順次掲載を進めていく。実施期間は状況次第で継続していく。