「自然の中でコーヒーを」
あきる野市に焙煎(ばいせん)コーヒー店珈琲屋「珈琲(コーヒー)うとと」をオープンするため、佐野花帆さんがクラウドファンディングで支援を募っている。
静岡県富士宮市出身の佐野さんは上京してから20代の前半、そううつの気質で思うように生活できず、大学を何度も休学しながら7年かけて卒業。一昨年頃から体力が付き始め、「自分がのびのびできて、得意なことを生かせて、好きなことを続けられる。そのために自分で自分の職場を作りたい」と考え、現在住んでいるあきる野市内で同店のオープンを決意した。
以前、偶然入り大好きになった日野市内にある「カフェアルベール」の門をたたいた佐野さん。焙煎に加え、生豆の仕入れ、道具のことまで修業したという。地元で飲食店を営む父親と2人の「師匠」を手本に、自分らしい店づくりを目指している。
新店舗ではテークアウトメインで、コーヒー豆の焙煎と販売を行い、店内は2席を予定。「秋川渓谷の自然の中で、焙煎したての豆でコーヒーを楽しんでほしい」と、コーヒー関連のアウトドアグッズの販売も検討しているという。
目標金額は300万円。集まった資金はテナント費用、店づくり、道具、仕入れなどに充てる。支援額は1万円〜5万円。同店で焙煎するオリジナルコーヒーや、オープン記念のオリジナルコーヒー缶、焙煎コーヒー体験などのリターンを用意する。
1月30日まで。