第1回 TeaRoom 青梅市
フルーツティーやホームメイドのスイーツ 洋風ガーデンと多摩川の景観楽しみながら
喫茶店、カフェを訪れる人は、おいしい飲み物とスイーツはもちろん、休息、くつろぎ、癒し、開放感などを求めて来る。その思いを居心地の良い空間と景観、そしておもてなしで叶えてくれるのが青梅市千ヶ瀬町にあるTeaRoom(ティールーム)。吉田妙子さんと娘の五百木絵里加さんが週末と祝日に開いている。 ◆
表に多摩川が流れ、対岸は釜の淵公園。洋風ガーデンと暖炉を備えた丸太の温もりあふれる店は1999年にオープン。香り豊かなフルーツティーやホームメイドのスイーツが喜ばれている。
「初めて来たのが昨年秋です。庭も建物も、もちろん飲み物やスイーツすべて大好きになり、足を運ぶようになりました」
店内も心地良いが、冬でも穏やかな日は庭にあるテラス席から埋まっていくと吉田さん。テラス席の足元にはストーブ、椅子ごとにひざ掛けが。
「季節の花がかわるがわる咲くので訪れる度に違った庭が楽しめます。小鳥のさえずりを聞きながら川の流れを見る。特等席ですね。オーナーのおもてなしもうれしい」
訪れた人に心を尽くす姿勢は随所にみられる。
「おしぼりに花が添えられていて心が温かくなります。ウェッジウッドなど多くの素敵なカップがあり、季節などに合わせ来る度違うもので提供されるのが楽しい」
個性豊かな香りを楽しめる紅茶メニューが充実。フレーバーティーはマスカットなど旬の果物のなどのフレーバーが季節ごとに登場。この日は緑茶ベースのとちおとめ。
「おいしい。体にも心にも染み渡る感じです。ショートケーキやスコーンも大人気ですよ。友だちは『イギリスで食べたスコーンよりおいしい』って言ってました」
スイーツはエコール・キュリネール国立で学んだ五百木さんが焼き上げる。店のブログに提供予定が載るのも便利だ。
時節柄、周りに迷惑をかけなければワーケーションの利用にも最適。間もなく対岸にはサクラが咲き始め、一段と華やかな季節を迎える。土、日曜、祝日営業。10時30分〜18時。問い合わせは0428(22)0403まで。