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来年秋の市長選 3期目に意欲

 2期目の任期が1年半になった浜中啓一青梅市長に市政の取り組み状況を聞いた。圏央道青梅インターチェンジ(IC)北側の物流拠点整備は2023年度に着工できるとの見通しを示した。議会で疑問の声がある明星大青梅キャンパス跡地の買収には強い意欲を見せた。また、来年秋にある市長選に3期目を目指し臨む覚悟を明かした。インタビューは大要次の通り。なお、1問1答はニュースサイト東京25ジャーナル5月14日号で掲載。=4月14日、青梅市役所で。         (聞き手・岡村信良)

 

 

青梅IC北側 物流拠点整備2023 年度着工

明星大青梅キャンパス跡地買収目指す

若者の雇用促進にもつながるとした圏央道青梅インターチェンジ北側の物流拠点整備は、国と都による農林調整協議がほぼまとまったとし、22年度中に市街化編入と都市計画決定告示を目指し、23年度に着工できる見込みだとした。

市の財政状況では、市税収入は、コロナ禍前まで200億円前後で推移していたが、今年度予算は191億円で厳しい状況とし、市税に合わせた財政運営が求められるとした。行政サービスでデジタル技術やデータ活用を推進し、行政のコンパクト化を図る考えを示した。一方で、モーターボート競走事業(ボートレース多摩川)の売上が伸びているとし、収益による一般会計への繰出金が2020年度は20億円に伸び、厳しい状況にあった病院事業会計で10億円を補填するなど有効活用されていると語った。

明星大青梅キャンパスの購入については「買収したい」とし、スポーツ施設はそのまま活用し、また、総務省が整備を進める地域のデータセンターの誘致を目指す考えを示した。

来年秋の市長選に向けては、「2022年度は、今後10年の進むべき方針を定める第7次青梅市総合長期計画を策定する年になる。継続性の観点からも3期目に挑戦させてもらう」と意欲を示した。

このほか、再生が進む梅の里、市立総合病院の建て替えの進ちょく状況、観光政策と再開した吉川英治記念館などについて聞いた。

父の背中 先代の仕事と教え

絶品こんにゃく村おこし

井上食品 井上文喜氏

さしみで食べても旨いし、おでんなどの鍋物との相性も抜群。井上食品のこんにゃくは、地域ブランドとしても不可欠の存在だ。あきる野市と檜原村の良質な産品の代名詞である「秋川渓谷物語」にも認証されている。

「創業は1968年。大正15年生まれの父、庄明が立ち上げた。井上家は代々、人里の地で農業を営んできたが、自立心が強く手先も器用な父は、豆腐づくりや花卉栽培なども手がけ、やがてこんにゃく製造に行きつく」

現社長の井上文喜氏は、こう半世紀前を振り返る。当時、檜原村も若者が会社勤めで村を出ていくようになり、過疎化が心配されていた。井上社長も高校時代は東村山市で寮生活。いまにして思えば、庄明氏は息子の帰れる場所を用意したのかもしれない。

「同時にそれは〝村おこし〞にもつながる決断だったのだろう。だからこそ、徹底して地場産業としての役割にこだわった。村特産の芋を使用。職人たちの手で丹念に練り込むバッタ練りと呼ばれる製造方法を採用した」

歯ざわりの良さが同業他社との差別化戦略を可能にした。はじめは近隣の八百屋や食品店に卸し、ほどなく村外の小売店からも引き合いが来る。それに伴い品揃えも充実。しらたきやさしみこんにゃくというように、より付加価値の高い製品が登場するようになった。

「評判も上々で顧客も増えた。とはいえ、無理な販路開拓はせずに、人との縁を大切にしながら売上高を伸ばしていった。転機はスーパーマーケットや生協との取引。テナントとして出店することで商いも大きく広がっていく」

実家に戻り営業を担当していた文喜氏が父親から会社を受け継いだのは2003年のこと。そのときに「バッタ練りを捨てるなら、こんにゃくづくりをやめろ!」と念を押されたという。その後も庄明氏はときおり工場に足を運んだが、11年に他界。手づくりの厳守が遺言となった。  【岡村繁雄】

コラム執筆者

編集室システムU

西多摩地域を中心とした東京25区管内の政治、行政、経済社会、トピックスなどを配信する「東京25ジャーナル」の編集室。
“地域の今”を切り取ります。

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