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にしたま。この人に会いたい。

「大切な人に教えたくなる、街角の名店」

ハートフルな映画には、よく人懐っこいオーナーと美味しくシンプルなメニューが出てくる。地味だが、その人が物語の重要な役割をしている。今回紹介する「シャロ」はまさしく、そんなカフェだ。

カフェ シャロ 店主 松本翔太さん

パンを作ったのは、小6でした

場所は東秋留駅北口。オーナーシェフの松本さん。料理を志し、専門学校から飲食業界に飛び込むが、数年でこの店を立ち上げている。

「幼い頃から料理が好きで、親も包丁を持たせて調理をさせてくれました。小6の時に旅行のお土産をいただいた友達への御礼として、自分でパンを焼いてプレゼントしたら、とても喜んでもらえた。それが原点だった気がしています」。

飲食業界に進むが、そこは心身ともに厳しい現実ばかり。このままでは自分が好きな料理が出来ないと思い、生まれ育った街で開業を決意する。「地元で仲間が集まる場所になればいいなと。ひとりなら好きなように出来るとの思いで開業しました」。

自分の時間を忘れない。

松本さんには別の顔もある。小学校から続けているバドミントンでは、毎週子供たちを指導。またかつてのバンド活動経験をいかして、ピアノ弾き語りのレッスンにも通っている。仕事とは全く異なる世界を持つことで、お店でもお客様との会話が弾むのもうれしいという。

 

 

楽しかったという時間が大切

シャロの魅力は優しい味。ハンバーガーやオムライス、ハヤシライスなどのメニューは、どれもが隠れた手間をかけていることがわかる味わい。

バンズはもちろん自家製。「最近はコンポストも教えてもらい、小さな畑ですけどレタスも栽培しています」とのこと。松本さんの理想の店を聞くと「美味しいのは基本として、リーズナブルで毎日食べられるようなものを考案しています。お客様には、美味しかったより楽しかったといわれるような店にしていきたい」。
最後に店名「シャロ」について訪ねてみたが、文字で説明するのは難しく、店内でお話ししたいとのこと。ゆっくりとランチを楽しめる余裕をもって、訪問してほしい。いつでも松本さんの笑顔が待っている。

 

カフェ シャロ

あきる野市二宮1089-114

営業時間 11:00~18:00
月 11:00~16:00

火曜日定休

コラム執筆者

市民ライターKさん

西多摩を中心に熱い思いを持って地域で活躍され、地域に愛され続ける人々が数多くいます。
そんな人々をクローズアップするコラム「にしたま この人に会いたい」。
街プレ紙面を通じ、皆さまのご近所にいる素敵な方々との出会いの場を作ってまいります。

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