好きなものを、好きなように、好きなだけ自由な画家の作品たち
拠点とする青梅近辺のイベントにとどまらず、都内ギャラリーに作品を出品するなど、精力的に活動する画家がいる。メディアにはなかなか出でもらえない、画家・酢平☆さんにインタビューを申し込んだ。
「自己流ならではの自由さ」
美術学校など専門的な勉強はしていない、と聞きますが
「自己流です。好きなものを好きなだけ好きなように、がモットーです。絵は子供の頃から、ずっと描いてました。書く動機が変わってないんです。好きだから描く、それが大人になっても続いている。最近は木彫りにも挑戦しているんです」
イベントでよくお名前を拝見していました
「ギャラリーで展示して、絵を買っていただくのが本業ですが、イベントに出ているのは、自分の存在を知ってもらうため。とても楽しくて困っちゃいます」
どれも色使いが鮮やかですね
「ハッキリした色合いが好きなので、画材もアクリルを主に使っています。見ていると元気になるという感想を多く頂きます」
アトリエで、制作とイベントも
古民家をアトリエにされているんですね
「ワンルームで制作している時、大きな絵を描こうとすると大変で。平屋の建物を探していたら、青梅に大正時代の建物が見つかったんです。集中できますし、イベントを開いたり、使い勝手の良い場所です」
作品の着想はどころから、するんですか?
「最近とても人気な〝こつぶちゃん〞は、とても小さくてカラフルで、アトリエに住む不思議なものたち…というコンセプトで作っています。小さな〝おにぎり〞もあります。作るのはすごく大変ですが、可愛いのでたのしいです」
動物や植物が多い気がします。
「マレーバクが大好きです。多摩動物公園と井の頭自然文化園は年間パスポートを持っています。猫も好きですね。ちゃんと書いてあげたいので、骨格とか写真を何枚も見たりして描きます。植物も沢山描きますし、丸が広がっていくような模様も好きなんです」
一度見たら忘れられない特徴の作品たち
お話の中で「余白を愛しています」という言葉が印象的だった。見る人の心にも余裕を持たせているかのような空間と色合いがどの作品からも感じられる。酢平☆さんに会うためには、インスタグラムやSNSでイベント情報を確認して出かけて頂きたい。