25journal 「地球屋アンティーク蚤の市」開催

「地球屋アンティーク蚤の市」開催

イギリスで買い付けた食器、雑貨のほか和物も

味わい深いデキャンタとコーヒーカップ

「地球屋アンティーク蚤の市」が４月28日〜30日、珈琲地球屋（あきる野市草花、０８０‐７１３５‐３２９８）で開催される。イギリスで買い付けた食器、雑貨などを販売する。

同店は自家焙煎豆の販売とカフェとして２０２０（令和２）年２月に開店。好みに合わせた焙煎したての珈琲を提供し、喜ばれている。

店内は19世紀のイギリス、フランスのアンティーク家具が配置され、１００年の時を経たレジスターや雑貨が落ち着いた雰囲気を醸している。コーヒーカップなど食器もこだわりの品を揃えている。

店主の早坂岳徳さんは10年ほど前、仙台で大学生だった時にフィンランドに留学。アンティークに魅せられ、欧州各地を旅行し、年代物の家具などを見て回った。

昨年５月、イギリスのコッツウォルズを旅した。『ハリー・ポッター』の撮影地として知られ、特別自然美観地域を回りながらアンティーク商品を買い付けてきた。

蚤の市では、この時の商品のほか、江戸から明治の和物も加え、食器、雑貨など３００点ほどを店内いっぱいに並べ、販売する。「大量生産ではなく、手づくりしたものには力がある」と早坂さん。イギリスの芸術家で作家のウィリアム・モリスが主導したアーツ・アンド・クラフツ運動にも共鳴する早坂さんは「産業革命の結果として大量生産により安価だが、粗悪な商品があふれた。モリスはこうした状況を批判して、中世の手仕事に帰り、生活と芸術を統一することを主張し、アーツ・アンド・クラフツ運動を起こした。蚤の市は初開催だが、やがてはそんな運動にも通じるにものにしたい」と考えている。

開催時間は12時〜17時。