多摩産材総ヒノキの建物で新築オープン
御岳山「うつぼや荘」 山の自然の休日満喫
御岳山にある「うつぼや荘」(青梅市御岳山、0428‐78‐8462)が多摩産材総ヒノキの建物で8月1日、新築オープンする。7月はプレ営業中。
2000坪の敷地に建ち、建坪は100坪。1階がゆったりとくつろげる食事処。御師(おし)の宿坊らしく神前の間がある。2階は家族で利用できる定員4名の和洋室とカップル向きの定員2名の洋室。ヒノキの香りの部屋で、御岳山の自然を感じながら過ごせる。このほか、2階には寛ぎの浴場がある。
主人は靱矢(うつぼや)正さん。江戸時代から続く14、5代目になる。靱矢の靱は〝ゆき〞とも読み、矢を入れるための筒。姓は武家の出をうかがわせる。
旧宿坊の母屋は築200年経っていた。50年前まで増築を重ねてきたが、近年は客層が変わり、コロナ禍を経て、カップルや家族、グループがより利用しやすい施設にと建て替えを決断した。
宿は母親の純子さん、妻の由美子さんが切り盛りしてきた。5年前に地元のJAを退職した靱矢さんが本腰を入れ始め、新築に合わせ長男の直樹さん夫婦が加わる。
アットホームなもてなし 旬の山菜や自家菜園の料理
アットホームなもてなしと、旬の山菜や自家製のこんにゃく玉、自家菜園の採れたての野菜を生かし、工夫を凝らした料理を出すという。
靱矢さんは「1日2組限定なので、わずらわしさもなく、ゆっくりくつろいでもらえる。御岳山の夏は市街より4、5度違い、涼しい」と話している。
1泊2食付きで25000円〜。予約は電話で。